コラム

「急坂」=きゅうざか?「祝言」=しゅくげん? 読み間違えがちな漢字5選

彼氏や友人との会話で、漢字の読み方を間違えてしまい、恥ずかしい思いをしたことはありませんか? 

日常ではあまり使わない言葉だけでなく、普段からよく使っている言葉でも“実は読み方を間違えていた……!”ということがよくあるようです。

そこで今回は、読み間違えが多い漢字を5つご紹介。みなさんも、自分が正しく読めているかチェックしてみてくださいね。

 

(1)祝言

本来は、祝いの言葉を意味していましたが、今では婚礼という意味でも使われている「祝言」。

おそらく、読み方がわからないと「しゅくげん」と読んでしまうかと思いますが、その読み方は誤り。

「祝言」の正しい読み方は……

 

「しゅうげん」です。

お祝いの席で使う言葉なのに、読み方を間違ってしまっては台無し。

社会人としてもですが、大人のレディとしてこの漢字が正確に読めるとすてきですよ。

(2)脆弱

もろくてよわいという意味の「脆弱」。

「脆弱な体質」や「パソコンの脆弱性を利用した不正アクセス」などで、よく使われる言葉です。

そんな「脆弱」の正しい読み方は……

 

「ぜいじゃく」です。

「脆」に「危」という漢字が含まれていることから「きじゃく」と読み間違えている方もいるそう。注意してくださいね。

(3)生薬

「生薬」とは、植物や動物から抽出された物や、鉱物を原料にしている薬のことです。

漢方の説明で聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。

そんな生薬の読み方は、「せいやく」ではありません。

正しい読み方は……

 

「しょうやく」です。

聞きなれていないと分からないかもしれませんが、薬局などで見る機会も多い漢字ですので、覚えておきましょうね。

(4)急坂

「急坂」はそのまま、傾斜が急な坂のことです。

普段、目にする機会はあっても読む機会が少なく、読み方が分からない人も多いのではないでしょうか。

「きゅうさか」や「きゅうざか」と読んでしまいがちですが、この読み方は誤りです。

「急坂」の正しい読み方は……

 

「きゅうはん」です。

地名では「坂」を「さか」と読むことが多いこともあって、つい誤読しがちなので注意してくださいね。

(5)月極

車や自転車などの駐車場の料金表示でよく見る「月極」。

新しい地へ引っ越したりすると、契約をすることもありますよね。

そんな月極を「つききょく」や「げっきょく」と読んでしまっていませんか? 

「月極」の正しい読み方は……

 

「つきぎめ」です。

生活の中で読む機会のある漢字ですので、今後のためにも正しい読み方で読めるようにしましょう。

 

今回の5つの漢字、みなさんは正しく読めましたか?

読み方が間違っていた方は、ぜひこの機会に正しい読み方を覚えて、“その読み方、間違ってるよ”と指摘されないようにしましょう!

 

文/桜井美穂子 画像/PIXTA(ピクスタ)(Taka、プラナ、【IWJ】Image Works Japan、polkadot、metamorworks) 参考文献/大人の漢字力研究会『読めそうで読めない漢字 書けそうで書けない漢字』(光文社)

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