コラム

「保谷」=?「仙川」=?読めそうで読めない関東圏の地名5つ

地域の数だけ存在する“地名”は、漢字自体は簡単なのに意外と正しく読めないことが多いもの。

出張先で読み方が分からなかったり、会議の資料で正しく読めなかったなんていう話も……。

そこで今回は、関東圏に絞り、“読めそうで読めない地名の漢字”を集めてみました。

 

(1)「保谷」

「保谷」は、東京都にかつて存在した市の名前です。

2001年に田無市と合併して「西東京市」が新設されました。保谷という名前は、町名や駅名(西武池袋線・保谷駅)として今も残っています。

そんな「保谷」の正しい読み方は……

 

「ほうや」です。

「ほや」と読み間違いやすいため、注意しましょう。

 

(2)「仙川」

「仙川」とは東京都調布市にある地名で、京王線の駅名にもなっています。

同じく東京都内に「千川(せんかわ)駅」(東京メトロ有楽町線・副都心線)がありますが、まったくの別もの。

そんな「仙川」の正しい読み方は……

 

「せんがわ」です。

「仙川」と「千川」の違いをしっかり覚えておきましょうね。

(3)「逸見」

神奈川県横須賀市の北東部に位置する「逸見」、京急本線の「逸見駅」にもその地名が採用されています。

「逸見」という漢字は、人名で「いつみ」「へんみ」「はやみ」などと読むことがありますが、地名の「逸見」とは読み方が異なるため、混同しないように気を付けましょう。

地名の場合の「逸見」は……

 

「へみ」と読みます。

ちなみに「逸見」という地名は、海辺の地形が由来になっているそうです。

(4)「善行」

「善い行い」と書いて「善行」。

何だか縁起の良さそうな地名ですね。そんな「善行」は神奈川県の藤沢市にあり、小田急電鉄江ノ島線の駅名にもなっています。

地名の由来は、江戸時代の初期にあった「善行寺」にあるそうですよ。

そんな「善行」の正しい読み方は……

 

「ぜんぎょう」です。

「善い行い」を意味する「善行(ぜんこう)」と読み間違えやすいので、しっかり区別して覚えておきましょう。

(5)「今羽」

つい「いまはね」「いまばね」などと読み間違えがちなこちらの地名。

「今羽町」は埼玉県さいたま市にある町名のひとつで、埼玉新都市交通伊奈線(通称・ニューシャトル)の駅名にもなっています。

そんな「今羽」の正しい読み方は……

 

「こんば」です。

 

地名の場合、通常ではあまりしないような珍しい読み方だったり、当て字だったりして、一目見ただけでは意外と読めない漢字が多いものです。

難しい地名が多かったですが、あなたは正しく読めたでしょうか?

 

文/大内千明 画像/Shutterstock(GagliardiImages、leungchopan、warut pothikit、milatas、Wayne0216)

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