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仕事に行きたくない時おすすめ! 同世代バンド「Yogee New Waves」を知らないなんて!

僕らは“気持ちいい”の達人なので、ぜひ旅行代理店みたいに現実逃避に使ってください。

角舘:僕ら4人は心がけていることが3つあって。①無理をしない。②(メンバーの)アイデンティティを尊重する。③時々旅行に行く。ですね。①②はそのままだけど、③は去年メンバー全員でやったね。

上野:去年の10月くらいに一回時間を作って、一週間くらいバッと休みをとってね。

粕谷:僕がカンボジア、竹村がインド、角舘がメキシコ、上野がアメリカとそれぞれ好きなところにね。一人旅の人もいたけど、それぞれ気が置けない人と。

角舘:旅が大事な理由は、やっぱり曲にも直結してくるからで。人のいない大自然の中で曲のヒントを得ることも多いんですよ。僕はこの間また別でロンドンから下の方に行った「セブンシスターズ」っていう崖に行ってきたんですけど、天国を具現化したみたいなところで。そこで3時間くらいぼーっとしながら友達と海を見ていて、こういう場所に友達とか、大切な人を連れて行きたいな、じゃあ曲にしようかな、みたいな感じでインスピレーションになっているんです。
だから、言ってしまえば僕らの仕事は“旅行代理店”。旅で大事な人の代わりに見てきた景色を曲に落とし込んで、詩を書いて、音を混ぜて、演奏する――。ね、旅行代理店っぽくないですか?ちなみに旅で大自然を経験したあと、都会に帰ってきて皆に会って、家に帰ってから一人ぼっちになった時が、作曲の一番花開く瞬間気がします。

「どっか行っちゃいたいな〜」って思った時こそ、僕らの音楽を聴いてください。

角舘今回新しくリリースしたアルバム『BLUEHARLEM』のことを、僕らは別名“癒しの島”って呼んでいます。この“癒しの島”は、祝日のような島のこと。祝日って、楽しいけれど必ず終わりがやってくるじゃないですか。そういう“終わる悲しさ”があるからこそ、祝日の楽しさが存在するっていうことを表現しているつもりなんです。

この島には癒しを求めて色んな旅人が集まってくるけど、最終的には癒しを得た後、島を出なければいけない。でも、そのあとどこに行くのかって楽しみじゃないですか?波の動きを見て、コンパスを見ながらどこに行こうか相談するっていうか。

みなさん何かと忙しいと思うけど、そんな風に一回僕らの曲を聴いて休んで、また頑張ろうって思ってもらえたらいいなって思うんですよね。ライブはある意味“非日常的空間”だし、電車の中でも、音楽に没入すればどこか違う世界に飛べたりすると思うので。だから、まずは僕らの音楽に触れたことのない人も、ぜひこれを機に新アルバム、聴いてみてほしいですね。

「Yogee New Waves」の3rdアルバム「BLUEHARLEM」は3/20リリース!

【初回限定版CD+DVD】¥3,800+tax
【通常盤CD】¥3,000+tax

2013年に活動開始。2014年4月にデビューe.p.『CLIMAX NIGHT e.p.』を全国流通でリリース。その後『FUJI ROCK FESTIVAL』《Rookie A GoGo》に出演。
9月には1st Album『PARAISO』をリリースし、年間ベストディスクとして各メディアで多く取り上げられる。2017年1月にBa. 矢澤が脱退し、Gt.竹村、Ba.上野が正式メンバーとして加入し再び4人編成となり始動。5月に2nd Album『WAVES』をリリースし、CDショップ大賞2018前期のノミネート作品に選出。
夏には、FUJI ROCK FESTIVAL、 ROCK IN JAPAN、SWEET LOVE SHOWERなど、全国各地の野外フェスに多数出演。11月には映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』の主題歌に「SAYONARAMATA」が起用される。2019年3月20日には待望の3rdアルバム「BLUEHARLEM」のリリースが決定、さらに同アルバムを提げた全国ツアーの開催も決定している。

次回もお楽しみに!

撮影/千葉太一 取材/髙田彩葉

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