特集

山之内すず「ポジティブな助言も遮断」コンプレックスに悩んだ“暗黒期”を告白

4月21日、モデルでタレントの山ノ内すずさんが、東京・渋谷でおこなわれた次世代表現プロジェクト「1 PICTURE 1 STORY」のライブトークイベントに登壇しました。ファッション誌「bis」に掲載されるイラスト×超短編小説の原案作品を皮切りに、インスパイアソングと朗読動画の配信がおこなわれている同プロジェクト。毎回異なるイラストレーター、ストーリー作家、ボカロP、歌い手、声優が連鎖的にコラボレーションして1つの作品群が生み出されているそう。

山之内さんは公式YouTubeチャンネルで披露した“歌ってみた”動画が話題で、vol.3作品群のインスパイアソング『あの子になりたい(feat.40mP / 山之内すず)』に歌い手として参画。自身初のデジタルシングルリリースでもあります。

「これまでも『歌を出しませんか』といろいろお声がけをいただいていましたけど、全部お断りしていました。ツラい時期を音楽に救われてきた人生だったので、山之内すずの曲です、と出してしまうことで、クリエイターのみなさんが作り上げた作品を『奪ってしまう』と思ったからです。その点1 PICTURE 1 STORYは、参加クリエイターみんなで作り上げていくもの。そこがとても気に入って、企画の内容をお聞きしたときから、私にできるかわからないけどやってみたい、と思えたんです」

同曲も、元になったストーリーである『私たちの友情は永久不滅★』も、“仲良し女子グループの嫉妬”がテーマ。嫉妬の根幹にある、誰しも抱くコンプレックスについて、山之内さんが明かしました。

「自分を好きになれず、昔は『自分なんか…』と思ってしまっていました。言葉にはしなかったけど周りの人を憎んでもいたし、ポジティブな言葉をかけてもらっても、自分の壁で遮断して届いていませんでした。全部を好きにはなれないけど、年齢が上がると自分を好きな瞬間もいくつか見つかるようになって。私は昔から自分の話をするのが好きだし、過去の自分のことを話すのも好き。ということは結局、自分のことが好きだということが受け入れられたんですね。それで、今に至るまでに捧げてきた過去の自分のことも好きになれました」

 


4月22日には、山之内さんの公式YouTubeチャンネル「山之内之家(やまのうちのうち)」で、『あの子になりたい』の“踊ってみた”動画も配信予定です。

歌の原作『私たちの友情は永久不滅★』はコチラ

撮影/飯岡拓也

この記事が気に入ったら

Pick up