特集

欅坂46・土生瑞穂がJJモデルになって変化したことって?

夢に向かって日々進化し続けるJJモデル。彼女たちの本音に迫り、その魅力の裏にある努力やストーリーを教えてもらいました。
今日ご紹介するのは、JJモデルになって1年が経ったはぶちゃん。この1年での変化や、これからの目標を語ってくれました。

キャミソール¥1,490(FOREVER 21/FOREVER 21 渋谷)チョーカー¥60,000(エナソルーナ/エナソルーナ神宮前本店)リング¥7,000(ete)

欅坂46としても活躍するはぶちゃん。JJ モデルになって1年が経ったけど、振り返ってみてどう?

JJモデルになりたての頃は初めてのことが多かったので、全然自信がなくて。ポージングの正解も分からなくて「自分には向いていないのかも」と思ったこともありました。でも、カメラマンさんやスタッフさんが優しくアドバイスしてくださって、徐々に自信が出た一年でした。

変わったことはある?

いろんな洋服を着させてもらう中で、「自分ってこういうテイストが好きだったんだな」とか「こんな服も着てみたい」って気づくようになりました。それまでは女のコらしい可愛い系の服が好きだったけど、JJに出るようになってから、特に女のコのファンがボーイッシュなスタイリングの私を褒めてくれることが増えて。自分の好みもですが似合うものが分かってきて、おしゃれの幅が広がりました。

カッコいい系の方が自分を活かせるのかなって考えて髪を短くしたり、普段のコーディネートをメンズっぽくしてみたり。自分らしさを追求していこうって思えたのが大きな変化でした。洋服をきれいに見せるためにジムに通い始めたり、食生活も気を付けるようになりました。今のトレンドや流行りものをリサーチするために街中を歩くことも増えて、意識は変わったと思います。

撮影を重ねるたびに、表情やポージングの幅が広がっていったよね。

初めの頃は笑顔が硬かったり、自分の想像と全然違う表情をしていたり…さらにはネガティブな気持ちが顔に出てしまうこともあって。内面って表情に出るんだなって実感したのをきっかけに、自己研究する時間が増えました。自分と向き合う中で、前は自信がなかったから、いろんなことをプラスに考えられなかったけど、ネガティブでいるとマイナスなことしか起きないって気づきました。どんなお仕事も楽しんでやるのが一番って思えるようになったことで、プレッシャーや不安を感じる場面でも「ここを乗り越えたら上手くいく!」ってポジティブでいられるようになりました。

どんなモデルになりたい?

自分にしかできないことを表現できるモデルになりたいです。高身長を武器にメンズライクなものも着こなしたいし、ファッションもボーダーレスな時代になってきているから、どんなテイストも似合う存在になるのも目標です。

JJ では現場を和ませてくれるはぶちゃんだけど、欅坂46の中ではどんなキャラなの?

欅坂での立ち位置は、みんなを見守るキャラかも? 悩みをメンバーに打ち明けることもあまりなくて、どちらかというと話を聞く方が多いです。

普段、悩みは誰に相談する?

親に相談してスッキリすることがほとんど。ネガティブなことを相談すると相手にも嫌な気持ちが連鎖しちゃうから、メンバーや友達には悩み事よりも楽しい話をしようって思っていて。私の性格的にその方がしっくりくるんですよね。

自分の思うようにできなくて悔し涙を流したことってある?

の仕事は楽しいから泣いたことはないなぁ。ただ私って人と比べる癖があって。昔は「このコはできるのに、なんで私はできないんだろう?」と溜め込んで溜め込んで、パンクしちゃうことはありました(笑)。でも、少し前から〝できないことも個性だ〞と捉えられるようになったんです。

そう思えたきっかけは?

やっぱりファンの方の「今のはぶちゃんが好き」という言葉が大きかったです。飾らない私を好きでいてくれる人がいることで自分を肯定できるようになったし…本来の自分を好きになってもらうためには、自分のペースで頑張ればいいのかなって思えるようになって。もちろん今も周りが気にならないわけじゃないけど、人よりも自分のことを気にして過ごした方が楽だし、「自分らしくがんばろう」っていうスタンスでいられるようになりました。

将来についてどう考えてる?

将来的には、洋服をはじめブランドに関わることができたらいいな。でもそう思っている人っていっぱいいるじゃないですか? だからまずは自分らしさを活かしていかなきゃダメだなって考えていて。自分が好きなジェンダーレスなファッションの提案とか、そういうデザインの服をプロデュースできたら、また違った形で発信できるし、グループにも貢献できるかなって思っています。

この夢に近づくためには、今、私自身が好きなファッションを追求して、発信して、幅広い人たちに知ってもらわないといけない。長い道のりかもしれないけど、目標が見えてきたからこそ楽しみでもあるんです。あとは失敗を恐れずにいろんなことにチャレンジしていきたいです。「私はこれしかやらないんだ」って自分で限界を決めるんじゃなくて、経験したからこそ発信できることってあると思うから…。求められたら応えたいし、履歴書と一緒で「私はこれをやってきました」という経歴がひとつでも多く言えるような人になりたいです。

JJ世代の中にはやりたいことが見つからないコも多いけど、どうやって夢や目標を見つけてる?

私は自分の好きなことや嫌なこと、将来の理想像とかを必ず紙に書き出すようにしています。そうするとやりたいことが見えてくるし、気持ちの整理もできて、やるべきことが分かってくるんです! 最終的に夢が見つけられなくても、どんなライフスタイルを送りたいのか、どんな女性になりたいのかっていう道筋が見えてくるのでオススメ。それだけでも普段の生活が楽しくなりますよ!

明日の変え方、を教えて!

人に頼るんじゃなくて、自分が変わることが大切だと思う。私自身、ネガティブなことは言わないようにしようとか、人が辛そうだったら助けてあげようって意識を変えただけで周りが変わったと実感していて。だから自分の未来は自分次第。何かあったときや現状の不満を人のせいにするんじゃなくて、自分自身が変わることが大事だと思います。

 

撮影/小川健太郎 ヘア・メーク/森 ユキオ、陶山恵実〈ともにROI〉スタイリスト/鳥山悦代〈One 8 tokyo〉 取材/坂本結香 編集/千田真弓
※この掲載の情報はJJ12月号を再構成したものです。

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