怜子さんらしいスタイルって? と尋ねると、「ボディラインが出る服が基本かもしれません」と即答。

たしかにSNSやネットを見ていても必ず体のどこか一部が出ていたり、ラインのわかる服を選んでいることが多い。かといっていやらしさはなく、カッコいい大人の女性らしさが滲み出る。

今回撮影に持ってきてくれた私服も、怜子さんを象徴するデニムスタイル。ただし、大胆にダメージが入ってしっかりと肌見せコーデが完成している。

「パンツはあえてオーバーサイズのアイテムをセレクトして、ヴィンテージっぽさを出してみました。あまり見ないカットデザインが特にお気に入り。シャツを合わせればレディ感のある大人なコーデに仕上がります。バッグや靴をハイブランドのアイテムにして、カジュアルすぎない雰囲気にしました」

どこかで肌見せするのはポイントだが、さらにもうひとつ。カジュアルな服にはラグジュアリーなものをミックスして、HighとLowのメリハリをつけるのも怜子さんのスタイルには欠かせないところ。

そんな彼女が服を選ぶときになによりも大切にしているのは、

「ファッションは自己表現。基本は自分が好きなものを着ていい。ということをいつも言い聞かせています」

ということ。とにかくその時の自分が着たいもの、したいスタイルをするのが彼女のルール。カナダから帰国した当初は、自分の当たり前の服装で出かけても不思議な目で見られることに困惑することも多かったそう。そんな目を気にして自分が着たい服を着られない時期があったからこそ、「ファッションは自己表現」という思いは強まったと言います。

「やっぱり着たいものを我慢するのはおかしいですよね。TPOさえ守っていれば着たいと思うものを着る! 自分にとってファッションは自己表現をするもの。その日の気分が上がる洋服を着るし、自分のためにファッションを選びます」

彼女にとってファッションとは、日々自分の気分を高めてくれたり、内面をも表現してくれるもの。カジュアルな日もあれば、キレイめな日もあって、たまにはもっとラフな日もある。だけどいつだって自分らしい。それが怜子さんのファッションルールでした。

TOPS:COS
BOTTOM:REVOLVE
SHOES:VALENTINO
BAG:BOTTEGA VENETA

Photography_Daisuke Sasaki<SIGNO>
Hair Make-up_KATO<TRON>
Text_Aiko Ishizu
Design_Yoshitatsu Yamaya<Ma-hgra>
Composition_Dai Iwaya

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