普段からモノトーンのスタイルが多い中山さん。今回の衣装について聞いてみると、「実はこういう服は好きで普段も着たりするんです! いつもよりも大人っぽく仕上がっていてお気に入り」と本人も好感触。

今回スタイリングを担当した井田さんは、「カッコいい服がすごく似合う方だなぁというのが第一印象。このコーデみたいにシャープでストイックな服も、もう一つの企画で着てもらったセットアップのように構築的なフォルムやデザインがある服も、どちらも似合うだろうなと思ってスタイリングを組みました」と中山さんのイメージを語ったうえで、

「芯のある人なんだろうな…というのは会う前から感じていたのですが、柔らかい空気も同時にまとっていて素敵だな、と。カッコいいけどキツいわけではない。ブーツは黒にするか白にするか、迷いながら現場に来たのですが、中山さんの佇まいを見て白に決めました」と今回のコーデの意図を教えてくれた。

22歳にして、デザインに力のあるアイテムを着ても負けずにサラッと着こなせるのは、インタビューからも伝わってきた人間としての強さや優しさ、それを得るために経てきた様々な経験があるからこそ。

いつものようなモノトーンの服でも、素材やディテールがエレガントなアイテムに合わせて大人びた表情を見せてくれた中山さん。独自の存在感で多くのメディアから引っ張りだこの彼は、次はどんな顔を見せてくれるのだろう。