「サステナブルってこれをすること! って一言で言い切ってしまえるほど、簡単なことじゃないなって思うんです。同世代のみなさんに対して多少なりとも影響力のある人間として、“こうするべきだ”とも正直言えません。調べれば調べるほどサステナブルって奥が深くて、いろんな見解や解釈があるので。正直わからないことも多すぎる。だからこそ、私は今できるほんの小さなことからやってみよう、って。何をするかは自由だし、コスメから変えてみるのか、Myボトルを持つのか人それぞれ

影響力があるからこそ、その分の責任もある。しかし、自分がまずは無理なくできることから、わかる範囲で、できる範囲でやってみるのが大切というのが伊原さんの考え方。

「私が今トライしているのは、できるだけマイタンブラーやボトルを持つようにすること。ストローもできるだけ使わないようにするとか、紙ストローにするとか意識しています。自分が100%できている訳ではないし、すっごく小さなことではあります。だけど、私が発信することで知ってもらえて、みんながほんのちょっとでも意識するきっかけになったらいいなと思っています」

タグ付けをしたり、良いと思ったことを発信したり、日々多くの人がより良い選択をできるよう工夫しながら情報発信することを心がけている。

そんな彼女の愛用品はこの2つ。スターバックスのタンブラーとロンハーマンで購入したボトル

「スタバにはしょっちゅう行くからよく持ち歩いています。スタバのカップのデザインそのままで使いやすいところがお気に入り。ぬるくなるのも防いでくれるから紙カップよりも長い時間美味しく飲めて、しかもエコ♡」。マイボトルは、とにかく持ちやすいこと、大容量、シンプルで使いやすいものを探していた時、偶然にもロンハーマンで見つけたボトルに一目惚れして今年購入したアイテム。取っ手がついているのでジムに行くときもサクッと持って行けるのもいい。

長く使うものだからこそ、服と一緒で比較的シンプルで洗練されたデザイン、そして、可愛いと思えるかどうかがアイテム選びのポイントです。サステナを意識する入口は人それぞれでよくて、可愛いと思ったボトルがあったからそれを機にトライしてみようという初め方でもいいと思います。どうせなら可愛いモノの方がきっと愛着も湧いて続けられると思うのでお気に入りを見つけるのがオススメ」と納得のいく彼女らしい回答。

まずはできることから始める。お気に入りのアイテムを見つけてみる。まだ何をしたらいいかわからない人もあまり深く考えず、まずはファッションの一部として捉えるとサステナ習慣は取り入れやすいのかもしれません。

Photography_Daisuke Sasaki<SIGNO>
Hair Make-up_KATO<TRON>
Text_Aiko Ishizu
Design_Yoshitatsu Yamaya<Ma-hgra>
Composition_Dai Iwaya

INDEX

SHARE

CLOSE