1つ目はリーバイス501のヴィンテージデニム。筒の太いストレートデニムはよく見かけるオーソドックスなタイプ。程よく落ちた色合いもヴィンテージらしさがあって良い。そのなかで、この一本を特別なものにしているのはバックポケットの刺繍。「通常のデニムではなく、そしてただの古着でもなく、リメイクされているのも魅力的。刺繍にこだわりを感じて購入を決めました」
彼女のスタイルに欠かせないスニーカーはNIKEのAIR FORCE。スニーカーホリックな彼女が今日持ってきてくれたのは、再生素材などを使用して作られたもの。蛍光イエローのロゴに目がいくスニーカーは、ソール部分にまで個性が出ていて可愛い。「いつもシンプルな服ばかりなので足元で遊びます。新しいものはあまり買わないけれど、スニーカーだけは自分を表現するファッションアイテムとして買うんです! 特にNIKEが多いですね」
最後に紹介するのは何年も使用しているHydro Flaskの水筒。出かける際はこのボトルを持ち歩いているそう。いろんなステッカーを貼ってカスタムされたマイボトル。「家を出るときには水を入れて、なくなったらカフェでこれにコーヒーを入れてもらって、日常的に使用しています」
ただ、彼女はみんなにマイボトルを持つことを推奨しているわけだはない。「ペットボトルを1日に3本も4本も飲む人はマイボトルを持った方がいいかもしれないけれど、そうじゃない人にとってマイボトルが正しいかは分からない。ペットボトルを買ったとしても、毎回しっかりと分別してあげることが大切」と、ライフスタイルによって最適な行動は変わることも説明してくれました。
環境や社会問題に常にアンテナを張って、日々情報をアップデートしている彼女ですら、『サステナブル』の答えをもっているわけではないし、そもそも答えがある問題ですらないのかもしれない。まずは調べて、知ること。そのうえで自分に合った行動をしてみることが、なにより大切。
Photography_Daisuke Sasaki<SIGNO>
Stylist_Erika Abe<FUKUSHIMA>
Hair Make-up_KATO<TRON>
Text_Aiko Ishizu
Design_Yoshitatsu Yamaya<Ma-hgra>
Composition_Dai Iwaya