同世代アーティスト「SCANDAL」が語る、仕事観と恋愛観

今から10年前。同世代みんながキラキラにデコレーションしたガラケーでmixiにアクセスし、冬はムートンブーツ、ドラマ『ROOKIES』のイケメンに思いを馳せていたあの頃……。私たちと同じように制服を着て歌う、現役女子高生ガールズバンド「SCANDAL」に憧れていた人も少なくないはず。あれから約10年。彼女たちも、私たちと一緒に大人になりました。デビュー10周年、人生の１つの区切りを迎えた彼女たちに、JJnetとしては初のインタビューを敢行。記念すべき1回目は、新たな挑戦をした今の心境、そして今の恋愛のことなどについても語ってもらいました。

まずはSCANDALのメンバーをおさらい！

「SCANDAL」は2008年に『DOLL』でメジャーデビューした４人組のガールズバンド。翌年には『少女S』でレコード大賞新人賞を受賞。近年はファッションアイコンとしても注目を集め、現在は自身のアパレルブランド「Feedback!」をプロデュース中。

私たちにとっての仕事＝バンド。好きなことを仕事にするのは、やっぱり楽しいです

HARUNA(※敬称略)：制服姿でメジャーデビューをして、昨年で10周年。バンドとともに年齢を重ねてきたこのタイミングで、新しくレーベル「her」を設立しました。10周年を目前にした時、漠然と「もっと新しいことしたいな」とか「ワクワクできることないかな？」と思っていて。自然な流れで「新たな環境で音楽を作ろう！」ということになったんです。

RINA：新レーベルを設立したのは、今まで以上にもっと新しく、もっと自由に音楽をするためのポジティブな挑戦がしたかったから。ワクワクしながら準備を進めてきました。

TOMOMI：私たちは「好きなこと」を仕事にできたから、振り返ると本当に今までもずっと楽しくやってこられましたね。

RINA：中高生の頃からずっと音楽が生活の中心にありました。好きだからずっと続けてこられたし、それが支えになっていたなと感じます。もちろん、歌詞が書けない時期もあったし、うまくいかないときもありましたが……。それでも辞められないのって、やっぱりバンドが大切だからなんですよね。そうやって10代も20代も頑張って続けてきたからこそ、見られた景色がたくさんあるなと思います。

仕事と彼氏との予定だったら仕事をとる。将来的には「母親になってもバンド」をやりたい

MAMI：私たちがプライベートでする話って、仕事の話、曲の話が多いんですよ(笑)。

RINA：仕事の話が中心で、まぁいろんな話をしますね。「最近プライベートでどこいった？」とか、恋愛の話とか。みんな結構近所に住んでいるので、よく近くのカフェに集まったりしています。

MAMI：集まると話が止まらなくて。帰り道もずーっと話していることもあります（笑）。メンバーだから共感できるような、「仕事と恋愛の話」とか。私は個人的には仕事が一番だけど……。

RINA：それは多分みんなそうだよね。

MAMI：例えば、彼氏に「ご飯に行こう」って誘われても、仕事があったらそっちを選びます。だから、お互いにそういうのを理解し合える関係だったら、仕事も恋愛も上手く両立できるんじゃないかな？

TOMOMI：「この人がいるから頑張れる！」とか思えるといいよね。自分が仕事を頑張ることで相手を喜ばせられるとかね。一緒にいることでお互いに成長し合える関係がいいな。

HARUNA：仕事も恋愛も両方一生懸命やれるのが理想ですよね。大変なことだけど、続けていくにはそれくらいの覚悟が両方に必要なのかなって。

MAMI：4人ともこの先、ゆくゆくは結婚や出産を経験することがあると思うけど、今は仕事が一番ですね。新レーベル設立で環境が新しく変わって、自分たちのできることがとても広がったので、音楽やバンドの活動に集中したいなと思ってます。

HARUNA：そういう女性としての経験をしていく中で、バンドとしても成長したいですね。いつか母親になってもバンドと両立しながらやっていけたらいいなと思っています。

SCANDALの両A面シングル『マスターピース/まばたき』3.27リリース！

通常盤 ￥1,000+tax
初回限定版A ￥1,800+tax (CD+雑誌)
初回限定版B ￥3,500+tax (CD+GOODS(Tシャツ/Lサイズ))

撮影／イマキイレカオリ　取材／髙田彩葉