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【MIYAGI BEAUTY PROJECT】宮城コスメ・健康関連素材ツアー2026に行ってきました①

宮城県から発信され、注目を集めている「MIYAGI BEAUTY PROJECT」は、コスメ・健康関連産業の集積を進める新たな取り組みで、「若者・女性に選ばれる宮城」の実現を目的としています。キャッチコピーは「若者・女性・企業に『びびび』と響く宮城へ」。”びびび”とは、新しい出会いや価値が生まれる瞬間のイメージであるとともに、美しさのBeautyのB、地域資源のBioのB、そして産業・仕事のBusinessのB、3つのBを並べて表現しているそうです。

本プロジェクト第1弾として、7月28日~30日の日程でコスメ関連業界の商品企画や研究開発部門の担当者を対象とした「宮城コスメ・健康関連素材ツアー2026」が開催され、JJは同行取材。宮城県の多彩な地域資源の魅力とその生育環境や生産者の思いなどを体感し、さらに、新素材研究施設「ナノテラス」などの視察の機会を通じ、新たな事業創出につながる一歩目となりました。

そこで、3回にわたってツアーレポートを公開します。初日は石巻市方面まで足を延ばし、タオヤギソウの陸上養殖、桃生茶畑、ホップ畑の視察に伺いました。

 

南三陸産海藻たちの底知れぬパワーを信じて(株式会社阿部伊組)

SEASON」は宮城県南三陸町を拠点とする海藻専門ブランド。「海藻を、新たに。」をコンセプトに、海藻の栽培から加工・商品開発・販売までを一貫して行い、伝統的な海藻食を現代のライフスタイルに溶け込ませるための試みを続けています。今回のツアーでご紹介いただいたのは「紅藻タオヤギソウ」。三陸沿岸に自生する希少な種類の海藻です。鮮やかな赤色と独特の食感、柔らかなとろみが特徴。また、タオヤギソウの水抽出物、熱水抽出物の水溶性画分には抗酸化作用なども確認されており、注目されている素材です。

SEASONに到着し早速、代表の阿部将己さんからご自身の取り組みや紅藻タオヤギソウについてレクチャー。そして、南三陸地域が誇る海藻たっぷりのランチをいただきました♩ 肉厚でコリコリした食感の三陸ワカメを混ぜ込んだソーセージや、陸上で養殖された青のりを入れたチーズリゾットおにぎりなど、斬新なメニューばかり。しかし、どれも風味がしっかりと感じられ絶品!

国内で採れる海藻の種類は1500種類ほどとのことですが、中でも紅藻タオヤギソウは天然採取量がほぼゼロであり、陸上養殖によって作られているのだとか。最後には実際に海藻を育てているプールも見学させていただき、「SEASON」の丁寧な取り組みに触れることができました。

石巻産桃生茶を未来につなぐ(株式会社ファーム・ソレイユ東北)

次に訪れたのは「有限会社ファーム・ソレイユ東北」。運営する日野さんご夫妻が温かく出迎えてくださいました。ファーム・ソレイユ東北は宮城県石巻市で1972年に創業した茶業者さん。東日本大震災による被災を乗り越え、石巻に息づく400年の歴史を持つ伝統茶「桃生(ものう)茶」の継承と価値向上に取り組んでいらっしゃいます。「桃生茶」は他産茶に比べて茶葉が肉厚。石巻の寒冷な気候にも耐え抜く強さを持った品種で、飲んでみるとすっきり甘くやさしい味わいです。また、東日本大震災後、地域の生産品で地域をよくしたいという思いを胸に2017年に自社ブランド「kitaha」を創設。和紅茶の第一人者である村松二六氏に師事し、石巻から村松さんの住む静岡まで行き、住み込みで製造を教わっていたんだとか。伊達政宗公ゆかりの伝統ある茶葉を石巻の地で守り抜き、さらに発展させたいという気持ちを熱く語っていただき、胸に迫るものがありました。

工場長を務める日野優介さんが、和紅茶ができるまでの工程を詳しく教えてくださいます。そこで初めて知ったのが、和紅茶の完成後に選別され、茶葉としては出荷されない細かな繊維と茎「ふわ」と「棒」の存在。匂いを嗅いでみると、お茶の香りがふんわりと感じられます。これらの活用法として、現在は「ふわとぼうる」といったクッキーなどに使われているそうです。

 

見学中に冷たい和紅茶をいただきました! まさに日本茶と紅茶が合わさったような香りで、すっきりした爽やかな飲み口が印象的でした。

 

視察にお伺いした日はあいにくの雨でしたが、茶畑も見学させていただきました♩

 

香り高く個性豊かな石巻産ホップを幅広く活用(株式会社each×other)

この日最後に訪れたのは、「株式会社each×other」が営むホップ畑。each×otherは石巻市を拠点に、地域資源であるホップを活用した商品開発やクラフトビールの製造を行っています。石巻産ホップは、北上川流域の豊かな自然環境の中で栽培され、香り高く個性豊かな風味が特徴なんだとか。ホップを原料とするものといえばやはりビールが思い浮かびますが、食品や化粧品への活用も進められており、株式会社グリーディが販売する「アロマティックピローミスト 呼吸」などすでにいくつかの商品展開がされています。

天然ホップエキスには抗酸化作用や抗炎症作用、皮脂バランス調整作用が認められており、美容成分としても注目が高まりつつあります。

実際にホップを触らせていただくと、 形はミニとうもろこしのよう。柔らかい葉を割ると、中から黄色い色をしたホップが現れ、少し油分を感じるテクスチャーでした。そして新鮮なホップを炭酸水に入れてみると油が溶け出し、一口飲んでみると鼻からホップの新鮮な香りが抜けました。

 

ツアー2日目に続く

取材・文/浅井美咲

 

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