夏恋の「ほろ甘ミディ」全解剖。
短いレングスでも女らしさが前面に出ていた半年前のボブから、少し伸びた今。前髪は直線的に、全体の毛先もぱっつん感が出るようにマイナーチェンジをしています。伸びた分、こんなふうにくるくるに巻くこともできるようになりました。春の服にも合いそうで、今の気分にぴったりです。
ヘアチェンジ前は…
鎖骨レングスの丸みのあるフォルムが特徴的なボブヘア。バングスは、毛先に丸みをつけた時に、目と眉の間にくるように目の下でラウンドにサイドにつながるようにカット。カラーは8トーンのピンクブラウン。〈JJ2016年10月号より〉
ブラウス¥24,000(ラヴィソン ラヴィエール／ノーリーズ銀座本店 )パンツ¥23,000(KORAL／FASHION PEAKS)フープピアス ¥23,000(ステラ ハリウッド／ステラ ハリウッド 青山店)
直線的なラインが際立つミディレングス
全体の長さは鎖骨より少し長め。毛先の直線的なラインを強調することで甘くなりすぎないように。カラーは、アッシュとパールアッシュをミックスしたカラーでグラデーションをつけています。
ヴィンテージ風花柄ワンピも大人っぽく
ラインがシャープな髪型だから、花柄ワンピに今っぽいこなれ感もプラスできます。ロングより重心もアップ。
バングスは両目尻より少し広めに取り、あえてサイドにつなげず、ぱつんと直線的にカット。ほんのりモードに見せます。目と眉の間の絶妙ラインでカットし、目力を強調しています。
毛先も直線的なラインが出るようにカットし、シャープな印象に。顔まわりは短い毛束を作り、アップにした時に、ニュアンス作りができるように、また小顔効果が出るように工夫しています。
花柄ワンピース¥29,000(Mystrada)フェイクファーベスト¥16,000(LADYMADE)ショートブーツ¥38,000(ファビオ ルスコーニ ペル ワシントン／銀座ワシントン銀座本店)
髪全体を、耳上と耳下に分けます。下の髪からひと毛束とったら、コテで巻く前に毛先から根元までねじっていきます。
まず毛先から根元までリバースに巻きます。コテは26mmがベスト。その次はフォワードと、交互に巻いていきます。
耳上の髪はフォワード巻きからスタートし、次にリバースと交互に。こちらも毛束をねじってから巻きましょう。
ルーズなふんわり感を出すために、仕上げにクッションブラシでほぐします。ソフトキープスプレーをかけたら完成。
大坪可奈さん
SPADICスタイリスト。「ボブに切りたての頃は、短くても甘さのあるスタイルを心がけていました。少し伸びた今は甘くなりすぎないようシャープなカットにしています」
SPADIC
スぺイディック 目黒区上目黒1-13-7 中目黒Kビル 2F 03-6427-0418 営業時間 12時～20時 定休日 月、第1・3日 料金 今回のカットカラー¥30,060 非日常をテーマにした空間で極上の癒しを体感できるヘアサロン。カットカラーだけでなくヘッドスパにも定評があります。
モデル／藤井萩花、藤井夏恋〈本誌専属〉 撮影／金谷章平 ヘア・メーク／森 ユキオ(夏恋分)、 林 由香里(萩花分)〈ともにROI〉 スタイリスト／田臥曜子 取材・文／味澤彩子
