例年とはシチュエーションが異なる今年の冬。オシャレにもとめているのは家にいる時もおでかけする時も同じ自分でいられる安定感。いつもリラックスしているけど、ふとした瞬間にドキッとする女らしさがあって、笑顔になると親しみやすいのに、一人でいる時はカッコいい。スイッチを切り替えるように変身するよりも、〝緩やかな変化〞でつなげていきたいオシャレが、今の私の気分。そんな今の気持ちを「白」が全部叶えてくれる–––。
ブランケットみたいにくるまって素直な自分になれる、ざっくりニット
KNIT
今まで少し無理していたのかもしれない、〝誰か〞の評価を気にして背伸びして。人の目を気にしなくなった今の方が素直に着たい服を選べるようになった。たとえば真っ白なニットみたいに。今年はいろんなことがあったけど心地よさにフォーカスすることを知ってそのままの自分を好きになれた気がする。
この冬、気になるのはアウターとしてはもちろんおうち時間でも違和感がなく着られるローゲージのニットカーディガン。インナーはとろみのあるワンピースで素材をMIXしてニットの質感を引き立てて。
ロングカーディガン¥27000(エトレトウキョウ)
ワンピース¥12000(ACYM)
ハートピアス¥27500(エナソルーナ)
冬だから目を引く透け感や光沢って肌を出すよりもドキッとする
SEE-THROUGH
近づいた時にようやく気づく、さりげない違いだけど人と人の距離がある今だからこそその繊細さが特別な意味を持つ気がする。みんなが気づかなくてもいいから、距離を縮めた人にだけ響く女らしさを。
近づくと素肌を感じるシースルートップス。清潔感のある白なら、より凛とした印象に。
ハイネックトップス¥6500〈ラ トータリテ〉
カチューシャ¥5300〈ジェニファー オーレット〉(ともにラ トータリテ 有楽町マルイ店)
ZIPスリットスカート¥11500(by ensure)
バッグ¥19000(BRIE LEON /ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)
リング¥8800(エナソルーナ)
SATIN
〝女らしい〞ってコトバや服は型にはめられるみたいで窮屈に感じていたけど最近、少し分かってきた気がする。いろんな顔がある私を構成するひとつだってこと。誰かに決められるものじゃないから、自由に楽しんでいいこと。
メンズライクなシルエットに艷やかなサテンやヒール、多面性のある組み合わせがオシャレを進化させてくれる。
ジョガーパンツ¥4536(ベルシュカ/ベルシュカカスタマーサービス)
ボリュームスリーブシャツ¥16000(ヴォンエ プラージュ/ヴォン エ プラージュ 青山店)
ミュール¥9900(SPIRAL GIRL)
モデル/藤井夏恋 撮影/嶌村吉祥丸 ヘアメイク/北原 菓〈KiKi inc.〉 スタイリング/田臥曜子 取材・文/増田奈津子 編集/鈴木ヒナタ
※この記事はJJ1月号を再構成したものです。