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「似合うデニム」の選び方は6パターンしかないって本当?

「誰にでも似合うデニムは必ずあります」と言う、田臥さん。身長も体型もバラバラなJJモデルひとりひとりにぴたりと合うデニムをいつも見つけてくる彼女に、その理論を聞きました。

YOKO TABUSE
JJの看板スタイリスト。理論に基づいたスタイルアップ術をベースにした、行きすぎない半歩先をいくスタイリングは、「田臥ベーシック」としてスタッフ、モデル内でも定評が。自身は、日本人の体型に合いやすいレッドカードのデニムを愛用。

身長と体型で似合う形を知ろう

デニムを選ぶ時に大事なのはウエストが合うこと、太ももにややゆとりがあること。これを絶対条件に、身長、下半身タイプ別にさらに条件を足していきます。自分のカラダに似合うデニムの形がわかっていれば、試着もスムーズ。

低身長 × O脚 = テーパード

脚のラインに悩みがある人はデニムで補正をしたいので、ぴったりフィットするものは避けたほうが無難。太ももは少し余裕があり、足首にかけてすっと細くなっているテーパードは、O脚をまっすぐに美脚に見せてくれるシンデレラデニムです。足首がきゅっと締まっているので、バランスが取りやすく、身長が高くない人も似合いやすい。少し短めを選べばBEST。

低身長 × 下半身太め = ストレート

薄いデニム生地や、ストレッチが効きすぎているものは、肉感を拾ってムチッと見えてしまうので、ある程度ハリ感のあるものや、厚めの生地を選ぶのがおすすめ。ただ、下半身を隠そうとして太いデニムを選んでしまうと身長が低い人は特にもったり見えるので×。細すぎず太すぎずのストレートデニムがしっくりくるはずです。今季多い形だからぜひ試着を。

低身長 × もも張り = クロップドスキニー

ひざ下にくらべてももがしっかりとしている人は、ももに合わせてゆったりとしたものをはくと実際より太って見えます。ももは隠さず、ストレッチの効いた厚手のスキニーデニムがおすすめ。アンクルレングスなら丈直しが必要ないので特におすすめです。また、合わせるトップスをオーバーサイズにし、メリハリコーデを心がければ、より一層バランスUP。

高身長 × O脚 = ワイド

背が高くないとボリュームをさばけないから、高身長の人こそはいてほしいワイドデニム。太ももから足首にかけて広がるシルエットだから、脚の形が目立たず、O脚さんにぴったり。トップスをインしたメリハリコーデにしたほうがスタイルアップできるので、ウエストや腰回りがぴったりフィットするサイズにこだわって探しましょう。ワイドだからといって、すべてがゆるいと×。

高身長 × がっしり = フレア

背が高く、下半身がしっかりしていると実際よりもたくましく見えてしまうという不幸が…。でも実はこの体型、デニムがとっても似合うのです。特に似合うのは、太ももとひざ回りだけシェイプしているフレアデニム。フレアデニムはこの春トレンドの形なので、たくさん見つかるはず。体型を隠さずに、ヒップと太ももはぴったりめのものを選んで。

高身長 × ガリガリ = スキニー

貧弱な人もゆったりとしたものを選びがちですが、あえて脚にフィットするスキニーを選ぶのが正解。デニムで補正するというより、デニムをぴったりフィットさせることで脚を強調させましょう。高身長なのでアンクルレングスは半端に見えます。フルレングスタイプを選んで、すらっと見せれば、憧れのモデル体型に。白スキニーがぴったり似合うのもこのタイプ。

(掲載の情報はJJ4月号のものです)
スタイリスト/田臥曜子 イラスト/itabamoe 取材・文/味澤彩子

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