「世界一愛の詰まったお洋服屋さん」として、現役女子大生でありながらアパレルブランド『Ay』を立ち上げた村上采さん。
アメリカ留学でアフリカに興味を持ち、コンゴ民主共和国へ実際に渡航する行動力には圧巻!
現地のマザーたちとお洋服を作り、日本でイベントに出店したりポップアップを開催したりすることで、現地の雇用や教育機会の創出に繋げています。
今回JJ編集部では彼女が起業するまでの道のりを全力取材してみました!
お家でのんびり過ごす時間がいっぱいの今、この記事をきっかけに自分の夢について考えてみるのも良いのでは?
村上采さんってどんな人?
村上 采(むらかみ・あや)
群馬県伊勢崎市出身。慶應義塾大学総合政策学部4年生。
高校1年生の時にアメリカ合衆国・ミネソタ州に1年間留学。そこでアフリカに興味を持ち、コンゴ民主共和国を拠点に活動する同大学長谷部葉子研究会コンゴプロジェクトに所属。コンゴの布生地リプタを用いた、アパレルブランド『Ay』を立ち上げる。
―アフリカに興味を持ったきっかけは?
村上さん:高校1年生の時にアメリカ合衆国・ミネソタ州の現地校に留学し、国籍によるヒエラルキーや英語で苦労して、友達ができない辛い半年間を過ごしました。
そこで同じように留学生として南アフリカ共和国から来ていた友人が、ヒエラルキーのトップにいる欧米人とも仲良く、周りを明るくする人気者になっている姿を見て、彼の行動力やパッションに惹かれて”アフリカ”に興味を持ちました。
―アパレルブランド『Ay』を立ち上げた経緯は?
村上さん:アフリカ研究のために慶應義塾大学総合政策学部に進学し、コンゴ民主共和国(以下、コンゴ)を拠点に、教育の視点から活動している長谷部葉子研究会コンゴプロジェクト(コンゴP)に所属しました。
しかし、コンゴPの活動がイベント型になっていたことに問題意識を持っていました。2019年3月にコンゴに初渡航し、現地で売られている布がカラフルで、可愛くて!
大好きなファッションを活かして、マザーたちと3週間の滞在中に約40着もお洋服を作っちゃいました(笑)
ボランティアとしてではなく、持続性のあるビジネスにするため、帰国後の5月にアパレルブランド『Ay』を本格的に始動させました。
―アパレルブランド『Ay』を今後どう成長させたい?
コンゴだけでなく、世界各国のこだわりの素材を生かし、想いを乗せたお洋服をお届けするファッションブランドにしていきたいです。
その土地で出会った輝く人の思い、土地の文化や精神性をお洋服という形にします。
原点は、アフリカ・コンゴ民主共和国首都キンシャサ。まずは、コンゴの職人によって生産された衣服を日本で販売しています。
日本の20~30代前半をターゲットに、日本でも日常に取り入れられるようなデザインで、消費者がオシャレだから買いたい!と思えるようなものを作りたいです。
”Let’s think together how to fish, and make our world filled with love.(魚の釣り方を一緒に考えることで、愛が溢れる社会へ)”をビジョンとして掲げていて、現地のパートナーと共に衣服生産を通して国内の雇用を生み、利益で教育に取り組むことを目指しています。
―『Ay』のこれからをどう考えていますか?
村上さん:『Ay』を多くの方に知ってもらうため、ご縁で様々なイベントに出店させていただいたり、ポップアップを開催したりしてきました。
マーケティングも独学で学び、Instagram、Twitter、Facebookの更新は毎日するように心がけています。
このような状況でコンゴには渡航できないので、次のコレクションは、私の出身地である群馬県伊勢崎市の銘仙という着物で作りたいと考えています。
ブランドの原点はコンゴだけど、文化を着られるってコンセプトだったら素敵だなと思うから、色々な地域や国の布を取り入れていきたいです。
服をメインに小物も販売しているというAy。
お家でのんびり過ごす時間がいっぱいの今、この記事をきっかけに自分の夢について考えてみるのも良いのでは?
村上さんのSNSをチェック!
■村上采
株式会社Ay CEO
Instagram : @ay_ _ _jy
Twitter: @ay_ _ _jy
■Ay
Website : https://www.aymadeincongo.com
Instagram: @with_ _ay
Twitter: @Ay__inc