ー樋口日奈、長年の夢。
それいゆの世界へ
美しくなりたいーーーということは、街を歩いていてみんなに「美人ダナ」と振り返ってもらうためではなくて、自分の心のためにこそ、あるものです。
…
高校一年生のときから心の支えにしている、中原淳一さんの言葉です。 戦後間もないときに、若い女性のための雑誌「それいゆ」そして「ひまわり」を刊行した中原先生。モデルとして自分の好きなページをするなら絶対コレ、と決めていました。
こんなときこそ心に響く、イラストと言葉。みなさんにもどうか届きますように!
今見ても新しい!
中原淳一さんの作品
ひなちまが初めて買った中原淳一さん の画集。『中原淳一ART BOX 装いコレクション』¥2200(講談社)
全身に白と黒以外入れない
コーディネートは
今見ても新しい
【左】フィット&フレアでモノトーン。まさに永遠
「ハイネックノースリにヘアをアップす るバランスがクラシカルで上品で♡。仕草も自然とレディになる、理想のコーディネートはずっと古くならない」
ノースリーブタートルニット¥39000 フレアスカート¥98000 サンダル¥64000(すべてFOXEY/FOXEY 銀座本店) イヤリング¥2000(JUNICHI NA KAHARA/中原淳一ショップ「それいゆ 」) バ ング ル ¥8837 (アビステ)
それいゆジュニアぱたーん 「ジュニア それいゆ」1958年
【右】誰かの目を気にするのではなく 自分のセンスに自信を持って
「パンツでレディなのが新鮮でした」
ブラウス¥49000 パンツ¥54000〈ともにFOXEY NEW YORK〉 バッグ¥91000 ミュール¥75000〈ともにFOXEY〉(すべてFOXEY 銀座本店) トーク帽 参考商品(アキオ ヒラタ/オートモード平田) イヤリング¥2000 グ ローブ¥5000(ともにJUNICHI NAKAHARA/中原淳一ショップ「それいゆ」) バングル¥7637(アビステ)
スラックスのために 「中原淳一ブラウス集」1955年
素敵なよそおいのあなたが、
ほんとうの「美しさ」になって
人の目にうつるのは
【左】ルールなんてない。ファッションは楽しむもの♪
「行きたい場所を自分で決めて、自分の着たい服を着て、ひとりで行ける。そんな自立した女性を想像しながら撮影しました」
ワンピース¥75000 グローブ¥5000(ともにJUNICHI NAKAHARA/中原淳一ショップ「それいゆ」) サンダル¥5990 スカーフ¥2990(ともに MANGO/LOCONDO) イヤリング¥20000 左手バングル¥23000(ともにADER.bij oux/アトリエダブリュ) 右手バングル¥17182(アビステ) ハット(スタイリスト私物)
COLOUR and COLOUR 紺「女の部屋」1970年
【右】自分の感覚を信じてトライ。そう思わせてくれたコーデ
「柄物は着てみたいけれど目立ちすぎちゃう? 人目を気にして敬遠していたけれど、挑戦してみたら意外にもしっくりきて。自分の感覚って大事だなと再確認 」
ブラウス¥19500(OBLI) スカート¥42000(シートーキョー/ エスティーム プレス) パンプス¥81000(クリスチャン ルブタン/クリスチャン ルブタン ジャパン) イヤリング¥10800 バングル¥7637(ともにアビステ)
ゆかたどれす「それいゆ」1954年
あなたのふるまいや
ポーズひとつにあるのです。
(「あなたがもっと美しくなるために」より)
憧れに近づけたからこそもっともっと成長したい
「中原さんの本に出会って、「それいゆ」を訪れた日から、 淳一デザインのお洋服を着るのが夢でした。当時の私には高すぎて手が届かなかったキラキラした服をいつか着られるように頑張ってきて、ついに夢が叶いました! なんだか中原さんの描く女性に近づけた気がして、不思議と自信がわいてきた気がします」
中原淳一ショップ「それいゆ」
中原淳一さんのグッズや淳一デザインを忠実に復刻したファッションアイテムを販売する直営店。一歩入るとお店の中は淳一ワールド!
日比谷線広尾駅4番 出口徒歩1分 ☎03-5791-2373
HPモデル/樋口日奈(乃木坂46) 撮影/イマキイレカオリ ヘアメイク/室橋佑紀(ROI) スタイリング/田臥曜子 取材/味澤彩子 編集/小林麻衣子 ©️JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA
※この記事はJJ9月号を再編集したものです。