今回から22年度入社を目指す就活生のスケジュールで、攻略方法を紹介します。まずは、自己分析からはじめてみましょう。 新型コロナの影響で変わった、就活市場の傾向もお伝えします。
就活生のギモン「Q 自己分析がよくわかりません...」
就活の第一関門と言われている、自己分析ってどうすればいいのでしょうか? とにかく細かく考えないとダメですか? 企業側が求める強みなんて、今の自分にあるのか不安です。コロナ以後で就活状況がどう変わるのかも知りたいです。
売り手市場から、 今年度から就活は買い手市場に!?
採用基準は自ら動けて 早く立ち上がれる人材へ
新型コロナの影響で、リモートワークが増えている今、 企業としても新人を何年もかけて育てることが今後、難しくなる可能性があります。できるかぎり早くひとり立ちできる人を求めるように変わり始めていて、今までは3年かけてひとり立ちすればいいとされていたところが、今は2 年目にはある程度ひとり立ちできる人材を求めていると感じています。そんな状況下で企業が学生を 選ぶ基準は、教えたことをすぐ吸収し、自ら動く力のあること。社会性はインター ンシップのうちに身につけて、入社後にはビジネススキルの習得に集中できる準備をしておいたほうがいいでしょう。
では、2年目からひとり立ちできると企業側にアピールするには、どうしたらいいのか?それは、社会人基礎力が備わっていると思わせることです。社会人基礎力というのはいわゆる、人間力とつながっています。どういう人かというと“30分しゃべったあと、もう一度会いたいと思わせられる人”と定義づけて考えるといいでしょう。また、コミュニケーション力も社会人基礎力として必要なスキルです。相手やその時の状況において、対応をうまく変えられるかどうか。そしてさまざまなタイプの人に、 気持ちよく対応ができるスキルがあるのか。そういったことを人事は知りたがっています。主体性と思考力、そしてコミュニケーション力。 この3つがしっかり持てている人が、今の就活では求められています。
取材/川端宏実 JJgirl・laboプロデュース/仁科ゆり、平林保奈美〈cosaji〉 編集/小林麻衣子
※この記事はJJ9月号を再編成したものです。