YouTubeチャンネル「サランピTV」のくろ局長と練習生ネタでお馴染み・丸山礼さんを ゲストに迎え、熱〜い座談会を開催!令和の時代に、オーディション番組が流行る理由とは?
中央大学法学部 2年生 上戸智香さん
「勧められて数話見たけど、いまいちハマれない…。どう見れば面白いの?」
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丸山礼さん
1997年4月1日生まれ。
ものまねタレントやYoutuberなど、様々なメディアで活躍中の23歳。NiziUの大ファン で、K-POPや韓国にも精通。
くろ局長さん
YouTubeでK-POP専門チャンネル「サランビTV」を運営。オーディション番組やK-POPアイドルの最新MVのリアクション動画が大人気。
見た目だけじゃ意外と推せない!人間味が沼への入口
上戸さん: 周りの友達はどっぷりハマっていて、オススメされて見たこともあるのですが…。おふたりがオー ディション番組にハマった瞬間はいつですか?
丸山さん: 私は推しのコをひと目見て「愛おしくて抱きしめたい♡」という母性が湧き出たのがきっかけ(笑)。あとは元々K-POPが好きだったので、課題曲に自分の慣れ親しんだ曲が使われていて親しみを感じたところもありますね。
くろ局長: 僕たちって意外と「可愛い」とか「かっこいい」だけじゃ応援し続けられないところがあって、オーディション番組はデビューまでのプロセスで垣間見える人間性がかなり大きいと思います。練習生のことを完全に自分の子ども目線で見てしまっていて、「この子の成長を褒めてもらえるのが嬉しい!」という域に達するくらい(笑)。
丸山さん: 分かる!私も〝妹〞を応援する感覚で見てた!
気づいた時には箱推しに。 成長の過程を見られるって面白い!
くろ局長: やっぱり目に留まるコって、天性の魅力というか〝アイドル性〞を持っていて、一人のコを追ううちにオタクになれちゃうんですよね。そこから他のコも見るようになって、グループ推しになっていくというか。
丸山さん:「自分の推しは、あのメンバーとパフォーマンスすると輝きがすごい!」とか「このコがリーダー役だと推しの新たな一面を見せてくれる!」という新しい発見があって、他のメンバーも好きになって、気付いた時には箱推しになっている(笑)。
ステージパフォーマンスはもちろんだけど、その過程に引きこまれていくところはあるのかも。
上戸さん: キラキラのステージだけじゃなく、その裏側が魅力なんですね!
くろ局長: そうそう。あとは、プロデューサーの練習生に向けた言葉が本当に刺さった!大人になっても学びってこんなにあるんだね。「自信がなくてもいいんだよ」とか「特別なんだよ」っていう言葉にみんなが励まされたと思う。
丸山さん: 「コンセプトは必要ありません、あなたは生まれた時から特別だから」とか、言ってくれるんです(泣)。それだけで自信湧いてきません?
上戸さん: そんな言葉投げかけられたら泣いちゃいますね…。
丸山さん: アイドルとしてデビューするために必死に自己プロデュースをしようとしている練習生に投げかけた言葉なんだけど、私自身もタレントとしてのキャラ立ちを常に考えていたから、心の荷が一気に下りて…。この言葉に心を救われた人がどれだけいたかって思います。
くろ局長: 本当にいい言葉ばっかり…。放送日には毎週心を浄化されて、また1週間頑張ろうっていう気持ちのリセットになっていたよね。
撮影/園田ゆきみ 取材/大塚悠貴 編集/宮島彰子
*この記事はJJ1月号を再編成したものです。