少女から大人へ成長途中のJJモデルたちはどんな未来を描いているのか。思い浮かべる「カッコいいオトナ」像、そして、今をどう感じ、過ごしているか−−。彼女たちが綴る言葉が、JJ世代が目指す「カッコいいオトナ」になるためのヒントになれば幸いです。今回は、「Niki」の決意表明です。
Nikiの「カッコいいオトナ」への決意表明
失敗を恐れずに挑戦し、自信をつけていきたい
「カッコいいと思うのは自分に似合う服を知っている女性。なので今回は〝Nikiちゃんらしい〞とスタッフ全員がおすすめの白ニットで撮影しました」
バックオープンローゲージハンドメイドニット¥28000(エトレトウキョウ)、ピアス¥2000(Mignonjour/Room403 表参道本店)
比較的こだわりが強いほうではないけれど、「これは嫌」っていうブレない芯だけは持っていたいのが信条。でもその意思とかこだわりのせいで自分の可能性を狭めてしまうのは避けたいから、あまり固執しすぎないようにしています。もともと、新しいことを目の前にすると「絶対無理だ」って思いがちで、演技のお話をいただいた時も「やったことないからできない」って、最初は消極的だったんです。でも一方でやると決まったら腹をくくれる性格で(笑)。新しいことにトライしてるときって楽しいから、どこかで挑戦したい気持ちはあるんだと思います。もちろんその過程では「今日はダメだったな」っていう日もあるけど、失敗は成長や自信に繋がるもの、と前向きに捉えるようにしています。それに自分で決めたことならば失敗しても納得できる。だから自ら決断して、とにかく最後までやりきることも大切にしています。
今までは「ずっと変わらないね」という言葉が嬉しかったけど、最近、変わらないのはつまらないことなのかも、と感じるようになりました。地元の友達はママになっているコも多く、みんなの考え方が変わっていることを実感するんですよね。変わらない自分も好きだけど、変わらない自分もつまらない。でも何を変えたらいいのか分からなくて、今まさに模索中。チャンスを逃しそうで、あえて目標を持たないスタンスだったけれど、今は何かひとつ目標を立ててそこに向かってステップアップする自分になりたいと思い始めました。カッコよくて憧れる〝自信のある女性〞は、今の自分からはまだ遠い存在。失敗や変化を恐れずに挑戦し、自信をつけ、理想の女性像に近づきたいと思っています。
撮影/佐々木大輔〈SIGNO〉 ヘアメイク/只友謙也〈P-cott〉 スタイリング/田臥曜子 取材/坂本結香 編集/鈴木ヒナタ
※この記事はJJ2月号を再構成したものです。