特集

元祖カリスマモデルが「自分らしく、カッコよく生きる秘訣」を伝授♡

歴代JJモデルからJJ読者へ…熱いメッセージ♡

「カッコいいオトナ」になるための最後の授業

ハタチを過ぎて「オトナ」の仲間入りをした私たち。
車の免許は取れるし、お酒も飲めるけれどオトナになるってどういうことなのか正直まだ掴めない…。
そんな私たちのために、憧れの方々から最後の特別授業です。

今回は、抜群のセンスを武器に自身のブランドも運営している梅宮アンナさんにインタビューしました!
芯が強くカッコいいイメージの梅宮さんのこだわりを余すところなく聞いちゃいます!

梅宮アンナさん

PROFILE
ルックスだけでなく、持ち前のセンスのよさで読者からの圧倒的な支持を集める。
読者モデルとして登場した後大反響を呼び、たちまちカバーモデルに抜擢。
「教えてアンナちゃん」は当時私服でコーディネートしたこともある伝説の連載。
現在は「anmo closet」をプロデュースしています。

すべて梅宮さん私物

梅宮アンナさんに聞く!カッコいいオトナへの近道って?

Q1. 梅宮さんが思う、「カッコいいオトナの女性」とは?

A. 外見も大切だけど、中身だけでもダメ。その両方を兼ね備えてないと憧れないですよね

内面って外見に必ず反映されるので意地悪な人は論外。
私が素敵だと思うのは、ひとりでもいられる人。
いつも笑っていて、シンプルな装いが成立する人。
自分が似合うもの、 似合わないものを明確に線引きできる人。
本人のキャラクターや雰囲気を理解していないと、そうはなれないと思うから。

Q2. お忙しい生活の中で、コレだけは外せないという美容は何ですか?

A. 幼い頃からの習慣、早寝早起き。22時に寝て5時に起きる生活

意外かもしれないけれど、夜遊びや人混みが苦手で。
JJモデル時代も早寝早起きしていたおかげで 常に体が元気だったから、朝から深夜にかけての撮影もへっちゃらでした。

Q3. 美容ではどんなことにこだわっていますか?

A. 私に似合うものは私が一番知っているので、仕事のヘアメイクも自分でしているんですよ

昔から服以上にコスメが好きで、今この世にあるコスメのすべてを把握していたいんです。
信頼しているのはSEPHORA。
実店舗も大好きだけれど、今は行けないからオンラインで新商品をチェックして購入しています。
韓国コスメを求めて新大久保まで出向くことも。
年齢も場所も関係なく「誰よりも早く使いたい!知りたい!」っていうパワーが昔からすごいの。
人の様子を見て買う、買わないを決めるより、とにかく自分自身で試したい。
「これだ!」というものを見つけた時の感覚は何ものにも代えがたいです。

Q4. 梅宮さんがJJモデルになったきっかけは何でしたか?

A. 当時の家庭教師の先生が慶應義塾の学生で、友人のライターを紹介されたのがきっかけ

私のデビューは読者モデルとしてでした。
もともとCAを目指していたのだけど、その頃からオシャレが好きで。
「今日はどんな服を着せてもらえるのかな」とワクワクしながら現場に行っていましたね。

Q5. 仕事をする上で大切にしていることは何ですか?

A. 仕事をしたいならまず挨拶と礼儀。簡単なようで難しいこと

なぜ仕事をするのかと聞かれたら、私は恋愛が苦手だから… 自分で家族を養わないといけないんです。
男の人や両親に頼るのも好きじゃない。
女性も仕事をすることで経済的にも精神的にも自立できるから、仕事をできる環境にいるのであれば仕事をしていた方がいいと思います。
誰かに頼ってもいいし、頼らなくてもいい。
それぞれによさがあると思うから。

Q6. 梅宮さんにとって「母親になる」ということは人生にどんな変化をもたらしましたか?

A. 誰よりも母親になる覚悟をして、産むと決めました。強行突破だったけど、産んでよかった

結婚をしたのは28歳の頃、娘を妊娠して。
当時、仕事をバリバリしていましたが、それがきっかけで一旦キャリアがストップしました。
すべてのことを乗り越えるために、ものすごいパワーが必要だった時代…。
産んでからも、いつだって大変でした。
仕事をしながらだと背負うものが大きすぎて子育てにフォーカスしきれていない自分と自問自答する日々。
娘が高校生になった頃からは、対等に話ができるようになって早くも頼れる存在になってくれました。
父が他界して今度は母を支えなくてはならない日々の中で辛いことを話せる、共有できるたった一人の家族です。

Q7. 梅宮さんがJJ世代に伝えたい恋愛のアドバイスにはどんなことがありますか?

A. 真剣に好きになって、傷ついて、向き合う。ぜんぶ一生懸命な人が私は好き

私は好きになったら一直線。
でも、そうするとふたりのバランスが偏ってしまう。
いっぱい失敗してきた分、たくさん泣いて、傷つくことで人の痛みがわかるようになりました。
逆に人から優しくされてどういう気持ちになるかも知っているから、私も人に優しくできるんだと思う。
今まで経験したことは一つも無駄にはなっていません。
そんな私に、インスタグラムで恋愛相談のDMが来るの。
自分のことはわからないけど人の相談役には本当に向いているんです(笑)。
基本的に頂いたメッセージにはお返事をしていますよ。

Q8. 梅宮さんのファッションのこだわりを教えてください。

A. シンプルだけれど目立つように洋服を着るのが好き

服もヘアメイクと同じで、スタイリストはつけず自分の服は自分で選んでいます。
今日着ているニットは私がプロデュースしている「anmo closet」のもの。
何にでも合わせられる、だけどこれまでにないものを作らないと意味がないと思って。
日本で V ネックのニットというとピタッとしたデザインが多いので、体が程よく泳ぐリラクシーなフォルムにこだわりました。

普段のファッションは母が教えてくれた「TPOをわきまえた基礎」を元に、その日何を着るべきかを常に考えています。
たとえば収録するテレビ番組が何時にオンエアされるか、ひな壇の何列目にいるかなど自分の置かれる環境を細かく見据えて選ぶようにしています。

Q9. どうしたら梅宮さんのように自分らしいスタイルを見つけられますか?

A. 隣の人と同じでいいのか、全然違っていいのか。それが「自分らしさ」を作る最初の分岐点

雑誌でいいなと思ったコーディネートをそのまま買うんじゃなくて、真似をするにしても似ているデザインを自分で探してみる。
同じものを買うのではなくて、探すの。
自分の好みを落とし込んで集めていくと、ワードローブが揃っていく快感を得られるんじゃないかな。
私にとって「自分らしさ」を見つけたターニングポイントはショートカットにした時。
髪の毛が短い方が人とカブらないし自分の装いにしっくりきたの。
何事も「人と同じにならない」という思考が根底にあるんだと思います。

モデル/梅宮アンナ 撮影/西出健太郎 取材/清水亮子 編集/髙田彩葉

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