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フジテレビ生野陽子アナが語る。働くママアナウンサーの苦労と楽しさ

フジテレビ×JJの就活生応援企画も3回目。今回は、『FNN LiveNews イット!』『ぶらぶらサタデー 有吉くんの正直さんぽ』を担当している生野陽子アナウンサーが登場! ママとして働く生野さんに、どんなスケジュールで働いているの?、子育てと仕事の両立はどうやって? 気になるところを全部聞いてみました!

レギュラー番組のある週末の1日のスケジュールは…

07:30  起床

食卓を家族3人で囲むところから1日が始まります。家族団欒の時間や仕事の準備、家事をした後、出社します。

13:30  報道センター入り

出社後メイクも済ませて、13時30分には報道センターに入ります。いつ何時、なにが起きても対応できるようにスタンバイ。同時にOAの準備も進めていきます。

18:30 番組終了後、振り返り

放送が終了次第、その日の仕事を振り返って反省点、改善点を見つけて次の放送へと生かせるように。

19:30  帰宅

帰宅後、家族3人で夕食。子供が生まれる前は、夫(フジテレビ・中村光宏アナウンサー)と2人でお酒を飲みながらゆっくり話すことも多かったのですが、現在は子供中心の生活になるので夕食の時間が短くなりました。自分の時間を持つとしたら子供が寝たあと。仕事の下準備などはこの時間を使います。

生野アナウンサー家族の生活を写真で紹介!

ある日の娘の食事。朝食作りは基本的に夫が担当。子供に合わせて薄味のメニュー。

3人で公園へ。特に滑り台が好きで、何度も何度も楽しそうに滑ります。

娘を寝かしつけたあとの自分時間。調べ物をしたり、娘の日記をつけたり。娘が生まれてからは貴重な時間になりました。

子育てをするうえでとても助かっているのが、両親の存在。私たち夫婦が仕事のときに娘を見ていてくれるので、サポートには感謝しています。

最近乗り始めた電動自転車。短時間で行動範囲を広げることができるので、重宝しています。娘も気に入っていて、家の中でヘルメットをかぶっていることも(笑)

生野アナ、ママとして働くって大変ですか?

Q. 実際に子供を生み、育てながらアナウンサーの仕事をするのは大変ですか?

私の場合は、産後半年で復職をしたのですが、そのときは短時間勤務の制度を使いました。1日6時間勤務で9時30分〜15時30分までが勤務時間。今も担当している週末の『FNN Live News イット!』は、復帰して半年後から担当するようになったのですが、それまでの半年間は緩やかに、会社と相談をしながら働かせてもらいました。体調面や、育児との両立のコツをつかめたので、とてもありがたい環境で戻らせてもらいました。

Q. 会社の制度としてはもっと長く育休が取得できるなかで、産後半年での復帰はかなり早いかと思うのですが、その決断をした理由は?

産休に入る前に復帰のことをいろいろと考えました。もっと長く休む選択肢がなかったわけではないのですが、産後の体調さえよければできるだけ早く仕事をしたいと思っていて。特に『有吉くんの正直さんぽ』の存在が大きかったかもしれません。産休育休中に番組を見ると、代行のアナウンサーを立てずに有吉さんおひとりで進行をされていたので、私自身が再び番組に「戻りたい!」と強く思ったんです。『正直さんぽ』は、7カ月番組をお休みして復帰しました。待っていてくださった視聴者の方や番組の皆さんに感謝です。

Q. ご結婚されたのがフジテレビの中村アナウンサーということですが、夫婦で同じ職場で働くというのはどんな感じなのでしょう?

同じ職場で働いていたからこそ、「早く復帰したい」という私の気持ちを理解してくれて、応援してくれました。2人で生活していた時は私が家事を担当することが多かったのですが、子供が生まれてからは、育児はもちろん食事の準備など、彼ができる家事は積極的に担当してくれます。両親がテレビ画面に映る仕事をしていると、最近娘が反応してくれるようになって。大切な人に見てもらえるのは嬉しいことだなぁと思います。

Q. 復帰をするうえで、支えになったもの、助けられたものはなんですか?

アナウンス室長もママですし、相談できる人が多い環境だったことは大きな支えになりました。半年で復帰しても「早すぎない?」という人はいなくて、「仕事好きだね」と面白がってくれる人が多かった印象があります。小さな子供を抱えていると急な発熱など、予期しない出来事で迷惑をかけてしまう可能性がありますが、同じような環境のママアナウンサーだけでなく、周囲のサポートもあり仕事ができると思っています。

Q.  入社当時、ご自身が結婚をして子育てをしながら働く姿を想像していましたか?

それは想像していました。さらに言えば、「そうでありたい!」、という希望を持って入社しました。仕事をして、子供を生んで、復職して仕事をすることを理想としていたので。入社してみると、アナウンス室の先輩方も子育てと仕事を両立されている人が多くて、私もできそうだな、とリアルに想像することができました。ただ、自分が実際に出産して復職してみると大変なこともたくさんあって、それまで楽しいという話しか聞いてこなかったので「こんなに大変って誰か教えてよ!」とは思いました(笑)。

夫もアナウンス室にいることもあり、後輩から「お子さんの写真見せてください」と声をかけられ、コミュニケーションの場が広がっているので、それは嬉しいことですね。

フジテレビの社内恋愛事情!?

Q.  生野さんの同期女性は約半数の方が社内結婚だと伺いました。なにか思い当たる理由があれば教えてください。

あくまで私の意見ですが、私の同期の女性たちは、私も含めて会社や仕事が好きなメンバーが多かったのだと思います(笑)。仕事柄、収録の終わる時間が読めないため自分からは誘いにくかったり、約束していても、急な仕事でドタキャンしたり…。その点、同じ社内であれば、仕事環境のことも十分理解してくれますし、お互いに気が楽だということはあると思います。

 

Q.  生野さんが実際に中村さんとお付き合い、結婚生活を送る中で、よかったことがあれば教えてください。

やはり、仕事のことを相談できるのはとてもありがたかったですね。違うお仕事の方だと、イチから説明しなければいけないと思うので。人それぞれ違うとは思いますが、私はとても仕事が好きで、仕事の大変なことや頑張りたいこと…色んなシチュエーションを理解してくれる相手の方が楽しく人生を過ごせるのかな、と。同期なのでステップアップするタイミングも大体同じくらいで話しやすいですし、仕事の話ばかりだったような気もしますが、その話で盛り上がれるのはとても楽しかったです。

Q.  入社直後に描いていた理想に近づきつつあると思うのですが、今後チャレンジしてみたいお仕事はありますか?

引き続き番組を担当したいと思っています。それ以外では、ナレーションのスキルを上げたいです。先輩方を見ていると、年齢を重ねるほどに「声の深み」が増しているように思います。私も感情を声から伝えられるようになりたい。もっと様々な経験を積んで、深みのある声を出せるようになるのが、今後の目標でしょうか。

いかがでしたでしょうか? ママとして働く生野アナウンサーへのインタビュー。ママとして働く苦労や楽しさだけでなく、みなさんが気になる社内恋愛事情もお話いただきました。

来週はついに最終回! 西山喜久恵アナウンサーにご登場いただき、西山アナが入社された1992年から現在まででアナウンサーの仕事の変わったところ、そして変わらないところをお話いただきます! お楽しみに。

撮影/佐々木大輔 取材/望月優夢 編集/岩谷 大

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