ドラマ『ホリミヤ』『痴情の接吻』など話題作品に出演し、人気急上昇中の俳優・井上祐貴さん。現在25歳の井上さんが、30歳までに叶えたい目標とは? ちょうど20代の折り返し地点に立つ井上さんが、未来にかける思いを聞きました。
PROFILE
あと5年のうちに、新人賞を受賞したいです
現在25歳。子どもの頃に思い浮かべていた20代は、どんなイメージでしたか。
自分が20代を迎えるのはわりと楽しみでした。早く大人になりたいなって思っていた時期もありますし、大人になりたくないと思っていた時期もあるので、一貫してはないんですけど。大人として責任を持ちたいとかそんなかっこいい理由でもなくて、もちろん税金払いたいとかでもないですよ(笑)。ただ漠然と20歳になることが楽しみというか。子どもの頃は、20代の自分がどんな仕事をしているか想像もつかなかったですけどね。
今、25歳を迎えて、いかがでしょうか。
すごく楽しいです。20歳から25歳までの5年間が早すぎて、本当にあっという間でした。特に上京してからが早くて。今上京して3年目になるんですけど、仕事をしていたら時間が経っていたというか。すごくありがたい話で、充実しているなと思います。20代のうちにやりたいことはまだまだたくさんありまして、まずは東京を楽しんでみたいなと。コロナ禍で自分自身もいろいろなところに行けていないし、地元の友達がこっちに出てきた時に案内できないくらい東京がわかっていなくて。気さくに「案内するから来なよ!」って言えるくらいにはなりたいですね。
5年後には30歳。30代という次のステージに突入しますね。
30歳も楽しみなんですけど、正直もう少し時間が欲しいです。楽しみ半分、焦り半分みたいなところはあります。5年後、僕ってどうなっているんですかね。自分のなかに、20代のうちに新人賞を受賞したいという確固たる目標があるので、ここからの5年で成し遂げていてほしいなと思います。役者のお仕事をする上で、新人賞って絶対必要なものではないと思いますけど、その肩書きが自分の自信に繋がることは間違いないので。自分の演技が認められたっていう証拠が、やっぱり欲しいんですよね。
今は自宅の“サボテン”にとことん癒されてます!
今の井上さんの支えになっている存在を教えてください。
本当は友達なんですけどね。もちろん電話で話したりはしますけど、今はなかなか会えないから、ちょっと難しくて。だから本当に今支えてもらっているものを挙げるなら、自宅のサボテンですかね(笑)。結構大きくて高さもあるサボテンを買ったんです。見ているだけでこんなにぼーっとできるものがあるんだって驚いてます。ぼーっと見つめているだけで可愛いし、育てていることで愛着も芽生えているので、買ってよかったなと思います。すごく癒されますし、お気に入りです。
同世代の俳優さんの中で、ライバルはいますか?
それこそ全員がライバルなんですけど、強いて挙げるなら鈴鹿央士くん。ドラマ『ホリミヤ』で初共演して、休憩時間に色々話していたら結構境遇が似ていたんです。出身も鈴鹿くんが岡山で僕が広島で近いですし、デビューしてからの年月もほとんど一緒だったんですよ。デビューしてから2〜3年の話とか、お互いにすごく共感できて。このご時世でなかなか一緒に飲みに行ったりはできないですけど、今後プライベートでも距離を縮められたらうれしいですね。ライバルであり、信頼できる友達です。
憧れの小栗旬さんのような、刑事役に挑戦したい
最後に、お芝居のお仕事をする上で憧れの方はいますか?
小栗旬さんにずっと憧れています。もともと母親が小栗さんのファンだったことがきっかけなんですけど、実家にいる頃は小栗さんの出演作品を一緒に見て、かっこいいなって思っていました。そこから自分もこの業界に入ることになって、俳優さんを見る目も変わるじゃないですか。今までは漠然とかっこいいなって感じていたものが、違う方向、演技の方法とかからもかっこいいなとか思うようになって。そこからさらに小栗さんの出演作品をたくさん見るようになりました。小栗さんの役で特に好きなのは、刑事役。『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』『BORDER』『東京DOGS』あたりが好きです。だから僕も刑事役やりたいです!って公言しているんです。アクションができたらよりいいなと思っているので、そこは今から頑張りたいです。
20代のうちに刑事役を経験して、その刑事役で新人賞を受賞されたら完璧ですね!
そうですね。刑事役で新人賞! いや、ちょっと待ってください。取れるなら、この“あけわか”で狙いたいです(笑)。
ありがとうございました!
(C)カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会
映画『明け方の若者たち』12月31日(金)全国ロードショー
Twitter フォロワー14 万人以上を誇る人気ライター・カツセマサヒコの小説家デビュー作『明け方の若者たち』を映画化。東京・明大前で開かれた就活生の飲み会で<僕>(北村匠海)は、<彼女>(黒島結菜)に一目ぼれをする。退屈な飲み会を抜け出し、急速に惹かれ合う2人。デートを重ね<僕>の世界が<彼女>で満たされていく一方、いつかこの時間に終わりがくることを<僕>は分かっていて…。恋愛や憧れの社会人生活など、理想と現実の狭間でもがき続ける若者たちを描く。
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撮影/花村克彦 取材/所 優里 編集/宮島彰子(JJnet編集室)