清水崇監督作品・ホラー映画「ミンナのウタ」撮影裏話を公開！【GENERATIONS】全員出演インタビュー「実はホラー映画が苦手です」

デビュー10周年を迎えたGENERATIONS が新たにチャレンジをしたエンタテインメントは、本人役でのホラー映画への出演！ 『呪怨』を生み出した巨匠・清水崇監督による新作『ミンナのウタ』が8月11日に公開。作品の見所と撮影中の裏話をお聞きしました。

撮影に行ったのに撮らなかったこともあるくらい、こだわって作っています―白濱さん

――今回清水監督と一緒にやってみて衝撃を受けたことはありましたか？

^{【右上から時計回りに】
関口メンディー（せきぐち・めんでぃー）1991年1月25日生まれ。アメリカ/ニュージャージー州出身。
佐野玲於（さの・れお）1996年1月8日生まれ。東京都出身。
片寄涼太（かたよせ・りょうた）1994年8月29日生まれ。大阪府出身。
白濱亜嵐（しらはま・あらん）1993年8月4日生まれ。愛媛県出身。
小森隼（こもり・はやと）1995年6月13日生まれ。三重県出身。
中務裕太（なかつか・ゆうた）1993年1月7日生まれ。大阪府出身。}

片寄さん：いい意味で、こだわり強くないですか!? ワンカットにかける時間がすごいんです。

白濱さん：俺と涼太、撮影時間が押しちゃって、撮影に行ったのに撮らなかった事もあったよね。

小森さん：それは俺もあった。朝方の撮影だったんですけど、行ったらすでに撮影が押していて。その日の撮影の終わりまであと1時間半ぐらいのタイミングで撮影がなくなって。1時間半あれば撮れてしまう気もするんですけど、監督としては「ちょっとの時間で妥協するぐらいだったら、もう飛ばしちゃって次の何か考えましょうよ」という考えなんですよね。

片寄さん：今の時代にはなかなかできない。すごいよね。やっぱ巨匠ならではというか。

佐野さん：でもそのワンカットに時間をかける理由もわかるんです。ホラー映画って、一個一個の照明や撮り方、アングルが紙一重。その少しの違いで“怖く見える、見えない”“何か来るように見える、見えない”というのが結構あるんだなと勉強になりましたね。

片寄さん：タイミングひとつでやっぱ変わるんだなって感じました。僕と玲於のシャワーのシーンも同じタイミングで撮ったし。あのタイミングとかも超シビアだった。

佐野さん：後ろに見える、見えないとかもね。あと映像の色味とかもこだわっていたよね。

白濱さん：“さな”の家の外で撮ったとき、色味、めちゃくちゃ大変だったもんね。スタンバイにも時間かかっていたもん。

関口さん：撮影前、「ホラーの現場ってどんな雰囲気なんだろう」ってずっと気になっていたんですけど、なんか現場自体は割と雰囲気が明るくて、それが一番の驚きだったかもしれないです。

白濱さん:それこそ毎日拝んだりするものだと思ってたんですけど、全然そんなことなかったですね。

佐野さん：「（霊が）出たらいいっすねぇ〜！」みたいな雰囲気だったね。

 

――出ましたか？

小森さん：なんかエレベーターで不思議なことはありましたけど、まだ出てはないですね。ちょっと松竹さんの仕込みなんじゃないかな？って疑ってますけど（笑）。ビルで社員全員が退勤された後にエレベーターで撮影していたんですけど、カットがかかって本番になると、急に誰もいないはずの上のフロアにエレベーターが上がっていって…。でもわかんないです。こればっかりは！プロデューサーがこの日のために仕込んだ可能性がありますから（笑）。まぁ、そういう不思議なことはありましたね。

白濱さん：僕が一番ホラーだったのは、テープを逆再生して聞くっていうとても大切なシーンがあったんですけど、メンディーくんが自分のセリフを永遠に言わないで悶えてたことですね（笑）。

関口さん：あれはね、どこまで待つのかわからなかったから、情報の齟齬があった（笑）。

片寄さん：早見あかりさん、笑い堪えて死にかけてましたよ（笑）。

小森さん：でもすごいっすよね。1分間気持ち作り続けられるっていうのは。普通だったら途中で疑うじゃ無いですか。「あれ？これは俺のきっかけか？」って。でも途切れずにやるのはやっぱ憑依型ですよね。プロだなと思います。

関口さん：いやいや、ハプニングですよね（笑）。挙句に出たセリフを間違えちゃったという事もありました（笑）。

 

――撮影中の恐怖心を、撮影以外で引きずってしまった事はありましたか？

関口さん：ちょうど試写を観た昨日の夜、スマートスピーカーが今までないぐらいリピートされたことが怖かったですね。目覚ましをセットしたら、平日もそのアラームを繰り返すか聞かれて、それをスルーしたら、もう一回聞かれて…と結局2,3回ぐらい聞かれたんですけど、普段はそんなに聞いてこないんですよね。怖かったな。

佐野さん：僕もスマートスピーカーが怖かったですね。撮影中にクタクタで帰ってきた時に蚊の鳴くような声で「6時に目覚ましかけて」ってお願いしたら、すごい小声で「わかりました。朝６時に目覚ましをかけました」って返されて、すごい怖かったんですよね（笑）。スマートスピーカーって小声で話すと、小声で返してくれる機能があるらしいんですけど、俺それ知らなかったから。「えー‼︎　何なんだよそれー！」って、マジで疲れている時だったから、怖かったですね（笑）。

片寄さん：それは怖いね!!

一番の怖がりは僕です―佐野さん

――皆さんの中で一番怖がりを決めるとしたら誰だと思いますか？

佐野さん：僕ですかね。僕はホラー映画が苦手で。基本的に、バーンって音が苦手なんですよ。だからライブの特殊効果（バズーカや霧などの演出）の音も苦手なんですよ。後輩のライブに行くときはそのタイミングを制作に確認するくらい。ホラー映画ってもちろん霊が出てくるタイミングの怖さもありますけど、「わっ！」って、迫りくる恐怖みたいなものが怖いじゃないですか。今回の映画でも、それがたくさんあって。メンさん（関口さん）がとあるシーンで消えるんですけど、そことかもめちゃくちゃ怖くて。

片寄さん：あれは怖いね！

佐野さん：あれ。めちゃくちゃ声出しちゃった。それぐらい苦手ですね。

 

――撮影中は大丈夫でしたか？

佐野さん：基本的に撮影中は大丈夫なんですけど、夜道での撮影はやっぱり怖いですよ。シーン自体も暗いし、そこにやっぱ霊がね、しっかりメイクしていると。自販機のシーンが怖かったね。気持ち悪いというか…。

――逆に一番強い人は？

白濱さん：僕は全然大丈夫ですかね。結構最近だとホラー系のYouTuberをめちゃくちゃ観ているんですけど、それを観ていると本当に怖いことってまじで100回に1回ぐらいしか起こらないんですよ。だから大概のことは滅多に起こらないことだから、怖くないというか。

関口さん：心霊現場とかに行けるのがすごいですよね。俺はそういうの無理なんですよ。ホラーコンテンツを観るのはできるんですけど、実際に自分が行くのはできない。

佐野さん：僕は逆にそういうのは大丈夫ですよ（笑）。だから以前心霊ロケ行ったんですけど、あれは全然平気。「すごい出る」と言われているところへ行ったんですよ。その時はプロの霊媒師の方も一緒だったので、無敵でしたね。僕もハッキリは見えないんですけど、この辺にいるっていうのは教えてもらって。だからそういうのは大丈夫なんですよ。「いつでも払うからな！」って、最強の人が一緒にいたから。そういう気持ちで行けるんです。

片寄さん：「心霊界の那須川天心」と一緒だったからね。

 

撮影／小川健太郎〈SIGNO〉　ヘア＆メイクTAKESHI TERAMOTO〈JYUNESU〉スタイリスト／吉田佳輔　取材／川端宏実　取材補助／崔允瑛、大井麗子　構成／菅原南美

^{〈衣装〉
【小森さん】シャツ￥30,800／ラッド ミュージシャン(ラッド ミュージシャン 原宿) その他スタイリスト私物【白濱さん】ジャケット￥61,600、パンツ￥31,900／ラッド ミュージシャン(ラッド ミュージシャン 原宿) その他スタイリスト私物【中務さん】ジャケット￥48,400／アーネイ(ジョワイユ) その他スタイリスト私物【片寄さん】ジャケット￥79,200、パンツ￥30,800／ラッド ミュージシャン(ラッド ミュージシャン 原宿) その他スタイリスト私物【佐野さん】ジャケット￥88,000、パンツ￥49,560／アーネイ(ジョワイユ) その他スタイリスト私物【関口さん】シャツ￥59,400／アーネイ(ジョワイユ) その他スタイリスト私物}

^{〈問い合わせ先〉
ラッド ミュージシャン 原宿　tel. 03-3470-6760
ジョワイユtel. 03-4361-4464}

※記事中にある清水崇監督の作品に関する表記に一部誤った情報がございました。関係者の皆様にお詫びして訂正させて頂きます。