2023年11月25日（土）に行われるブレイクダンス世界大会「Battle Of The Year Final 2023」への出場を勝ち獲った日本代表チーム「FOUND NATION」のRyo-spinさん、YU-KIさんがJJnetに初登場！ブレイクダンスで鍛え上げられたという美しい筋肉も披露していただきました。
FOUND NATIONとは
2002年に結成されて以来、現在に至るまで様々なイベント・バトルで好成績を残しているブレイクダンスチーム。メンバーはISSEI(イッセイ)、DRAGON(ドラゴン)、YU-KI(ユーキ）、WINGZERO(ウイングゼロ)、Ryo-spin(リョースピン)、TETSU(テツ)、Ryo-Flow(リョーフロー)、2goo(ツーグー)、Mikadolphin(ミカドルフィン)、ZENON(ゼノン)、Lilpinscher(リルピンシャー)、bustabash(バスタ バッシュ)、FLY(フライ)、DOVERMAN(ドーベルマン)、KOSSY(コッシー)、SHUVAN(シューバン)、YOUTEE(ユーティー)の17名。2008年にはブレイクダンスCREWの世界大会「UK B-boy Championships」の日本大会を優勝し、世界大会への切符を獲得した。以降2008年、2010年、2011年、2012年、2016年と合計5回の日本大会優勝という異例を成し遂げ、2016年には世界大会「FREESTYLE SESSION」を日本人チームで初めて優勝した偉業を成し遂げた。
「FOUND NATION」のRyo-spin＆YU-KIがJJnetに登場
Ryo-spin(リョースピン)
生年月日:1998 3.14
身長163cm
出身:福岡県
所属:FOUND NATION/九州男児
YU-KI(ユーキ）
生年月日:1999.7.25
身長:160
出身地:福岡県
所属:FOUND NATION/九州男児Jr./KOSE 8ROCKS
Battle Of The Yearとは
「Battle Of The Year」は30年以上の歴史を持ち、ダンス界で最も権威ある大会と言われている。2024年のパリ五輪の正式種目に決まったブレイクダンスだがクルーバトルの世界一を決めるのは五輪ではなく「Battle Of The Year Final 2023」となる。世界各国で予選が行われ、勝ち上がった12の国の地域と招待国枠から出場する13チームで白熱のバトルを繰り広げる。
Q1.「Battle Of The Year Final 2023」への出場が決まった時のお気持ちを教えて下さい
Ryo-spin「素直に嬉しかったです。『Battle Of The Year』は“ブレイキン界のオリンピック”と言ってもいいほど大きな大会で、世界的にもほとんどのB-BOY/B-GIRLが目指している場所なんです。出場することは自分達の目標の一つだったので、日本予選の『Battle Of The Year Japan』で優勝した時は嬉しかったです。世界大会で優勝するためのスタートラインに立ったという気持ちで、気合いも入りました」
YU-KI「本当に素直に嬉しい気持ちが一番大きいです。今回、中心となった若手のメンバーとしてのプレッシャーもあって日本予選は緊張しましたが、世界大会出場を決められて本当に嬉しかったです」
Q2.「FOUND NATION」のグループの強みと注目してほしいポイントを教えて下さい
Ryo-spin「グループの強みはチームの仲の良さです。世代が幅広いんですけど、年齢関係なくお互いに意見を言い合えるぐらいチームワークが良いです。注目してほしいポイントは、『FOUND NATION』オリジナルの組み技です。ブレイキンでは “ルーティン”とも言います。若手が入ってきたので今までとは違う、さらにレベルアップしたルーティーンに注目して欲しいです」
YU-KI「グループの強みは仲が良いことと、他のグループと比べて一体感があることです。『FOUND NATION』にしかできないルーティーンにも注目してもらえると嬉しいです」
Q3.これまでの活動で一番大変だったこと、しんどかったことを教えて下さい
Ryo-spin「やっぱりこの『Battle Of The Year Final 2023』の練習にはみんな魂をかけています。その分、練習量も多くなるし、体も魂も削って取り組んでいるので終わった後の脱力感はありますね。しんどいと言うよりそのためにみんな体を酷使してます」
——怪我もしたりするんですか？
Ryo-spin「怪我もありますね。新しい技に挑戦すると打ち身とかの怪我はあるんですけど、頑張った証拠みたいな感じで嬉しいです（笑）。ブレイキンは体幹やバランスが大事なので、それができる人はあまり大きな怪我はしませんが、捻挫や打撲、腱鞘炎などの怪我は多いですね」
YU-KI「『Battle Of The Year Final 2023』に賭けているのは大きいです。この世界大会では『Show side』と『Battle side』という審査基準があって、どう見せたら審査員の方によく見られるのかと悩みながら作っていました」
Q4.「美筋肉」を作り上げるために普段心がけていることはありますか？
Ryo-spin「なんもしてないんですよ（笑）。ブレイキンに必要な筋肉はブレイキンだけで鍛えているっていう感じです。体幹が大事なのでバランス力を上げるために体幹トレーニングはしています。人それぞれなんですけど、自分たちの場合は鍛えすぎると、その分体が重くなってしまうのでひたすら踊って瞬発力を上げています。食事も何も考えていないです。ストレスを与えないことが一番大事なので、好きなことをして好きなだけ踊るのが一番良いですね」
YU-KI「僕も本当に何もしていないんです。筋トレよりも踊って筋肉をつけることのほうが多いです」
Q5.お休みの日どのように過ごされていますか？
Ryo-spin「近所に住んでるメンバーが多いので、そのメンバーと集まって飲みに行ったりご飯食べに行ったりしてます。僕はドライブが好きなので、都内から出て景色を見てリフレッシュもしています。YU-KIもそうなんですけど、小学校からの幼馴染みたいな仲なので、休みの日になると一緒に遊んでますね。この前はメンバーと一緒に千葉県の大慶園に遊びに行きました」
YU-KI「休みの日はゆっくりすることが多いです。家とか公園で音楽聞いたり、お酒飲んだりしてゆっくりしてます」
Q6.ブレイクダンス初心者の上達のコツを教えて下さい
Ryo-spin「ブレイキンはバランス力が大事なので、体幹を鍛えることですね。動きによって必要な体幹が変わってくるので、それに合わせて毎日トレーニングをしています。体幹トレーニングのメニューは基本独学です（笑）」
YU-KI「ブレイクダンスといえば回ることだと思われるんですけど、立ち踊りもあるのでそのためのリズム感の練習も大事だと思います」
Q7.ブレイクダンスの魅力、楽しさを教えて下さい
Ryo-spin「ブレイクダンスはダンスの中でも決まりごとがない、自分の個性を出せるジャンルだと思っています。普段は内気な人でも、踊れば個性が全面に出るんです。その人の個性・スタイル・ファッションの全てが出ますね。ブレイクダンスの基礎が出来た人は、そこに自分の個性を乗っけていくことでどんどんレベルアップしていきます。それができればさらにダンスが楽しくなっていくので、魅力の一つだと思います」
YU-KI「技を習得した時の嬉しさはやっぱり大きいです。新しい自分のネタができたっていうのが嬉しいですね」
――1つの技を習得するにはどれくらいの期間がかかるのですか？
Ryo-Spin「一つの技を習得するのに一ヶ月くらいかかりますね。長いと半年とか。コツを掴めば1週間でできる人もいると思います」
Q8.最後に「Battle Of The Year Final 2023」への意気込みを教えて下さい
Ryo-spin「前回大会は準優勝で終わってしまいました。今年は日本開催ということもあるので、世界一を獲って『FOUND NATION』を世界に広げていきたいです。日本開催というのは嬉しい反面、プレッシャーでもあります。ただ、日本開催の日本代表ということで期待も高まっていると思うので、そこで優勝獲ったらかっこいいですよね」
YU-KI「日本代表として恥のないように頑張ります」
「Battle Of The Year Final 2023」が11月25日（日）大阪で開催！
【大会名】 Battle Of The Year Final 2023
【開催日】 2023年11月25日（土）
【場所】 インテックス大阪
【公式HP】 https://www.boty-worldfinals-usc.com/
【販売URL】 https://w.pia.jp/t/boty-worldfinals-usc/
【チケット価格】
・指定席 / 9,800円（税込）
・立見 / 6,000円（税込）
・小学生以下立見 / 2,000円（税込）
【一般販売】 10月18日10:00～
【OPEN】 14:00
【START】 15:00
撮影／まくらあさみ 取材・文／伊藤潤 編集／齋藤菜月
