『あのクズを殴ってやりたいんだ』(TBS)公式ホームページより
秋ドラマが始まる10月がやってきました。ドラマオタクのコラムニスト小林久乃と元JJ編集長イマイズミが、事前情報だけでどれが面白いか予想する恒例企画。ゴールデン・プライムタイムから深夜枠まで総ざらいして、それぞれが5本ずつピックアップしました。
【コラムニスト小林久乃が選んだ5本】
①『あのクズを殴ってやりたいんだ』(火曜22時/TBS系)
②『若草物語 恋する姉妹と恋せぬ私』(日曜22時30分/日本テレビ系)
③『ザ・トラベルナース』(木曜21時/テレビ朝日系)
④『3000万』(土曜22時/NHK総合)
⑤『それぞれの孤独のグルメ』(金曜24時12分/テレビ東京系)
【元JJ編集長イマイズミが選んだ5本】
①『海に眠るダイヤモンド』(日曜21時/TBS系)
②『マイダイアリー』(日曜22時/ABC・テレビ朝日系)
③『ライオンの隠れ家』(金曜22時/TBS系)
④『3000万』(土曜22時/NHK総合)
⑤『わたしの宝物』(木曜22時/フジテレビ系)
TBSの女性人気が高い火曜22時枠と伝統の日曜劇場からピックアップ
コラムニスト小林久乃(以下、小林):2024年最後のクールが始まりますね。ざっと予習してみましたが、今クールは惹かれるものがあんまりなかったんですよね…。
元JJ編集長イマイズミ(以下、イマ):いやー、実は私もグッとくるものが少なかったです。とはいえ、前クールで私は完全にノーマークだった『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)のように話題になる作品があるかもしれないし。
小林:そうそう、始まるまでわからないのがドラマの面白いところ。では、私が最初にピックアップする作品は『あのクズを殴ってやりたいんだ』(火曜22時/TBS系)です。結婚式当日、彼氏に逃げられた佐藤ほこ美(奈緒)が、葛谷海里(玉森裕太)との出会いをきっかけに、自分を変えるためボクシングに本気で向き合うというラブコメディーです。
イマ:奈緒はTBSドラマは初主演、玉森くんは『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(2021年/TBS系)以来ですね。『ボス恋』はファッション誌編集部が舞台だったんで、毎週つっこみながら観てました。「んなわけあるかいっ!」って言いながら(笑)。
小林:玉森くん、またカメラマン役ですね。今回は過去のトラウマを抱えた謎の男という設定。昔、取材したことあるんですが、目から砂金がこぼれ落ちてるのかってくらいキラキラ輝いてました!
イマ:大げさ!(笑)。でも、当時、編集部の同僚がどっぷり玉森くんにはまってたんで、「沼らせ男」役は合ってると思います。
小林:私、この火曜22時の枠には絶対的な信頼を置いてるんですよ。『西園寺さん』をはじめ、『マイ・セカンド・アオハル』(2023年)、『Eye Love You』、『くるり~誰が私と恋をした?~』(ともに2024年)とターゲットと内容がぶれてない。
イマ:完全に小林さん狙いですよね(笑)。奈緒は『春になったら』(2024年/フジテレビ系)の演技が素晴らしかったので、今回も期待です。なんか本気でボクシングのトレーニングをしてそうだし。
小林:舞台となる羽根木ジム期待のボクサーとして、現WBO女子世界スーパーフライ級王者の晝田(ひるた)瑞希さんが出演するので、ボクシングの描写には結構力入れてるのかも。
イマ:HPを見ると『那須川天心を探せ!』という企画もあるみたいですよ。どの場面に登場したかをSNS投稿すると、番組グッズが抽選で当たる的なやつ。
小林:なんという雑な使い方(笑)。
イマ:私がピックアップしたのは、同じく枠に対する絶対的な信頼ということで日曜劇場の『海に眠るダイヤモンド』(日曜21時/TBS系)です。1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語。これ私が絶対好きなやつ!
小林:はいはい、おじさんホイホイドラマね(笑)。でも、日曜劇場にしては全体的にキャストが若い気がします。
イマ:主演は神木隆之介で、明るくてまっすぐな鉄平と無気力なホスト・玲央の一人二役です。他は、杉咲花(朝子役)、土屋太鳳(百合子役)、池田イライザ(リナ役)、清水尋也(賢将役)と、確かに主要キャストに若手俳優が多いですね。
小林:相関図に登場人物の名字が書いてないのはなぜですかね…。
イマ:最終的に1955年と現代がつながってくるはずだから、それが関係してるのかもしれません。制作陣は脚本・野木亜紀子、監督・塚原あゆ子、プロデューサー・新井順子という『アンナチュラル』(2018年)、『MIU404』(2020年)、そして大ヒット中の映画『ラストマイル』(2024年)の黄金トリオ。このチームが手掛ける日曜劇場に、今からワクワクしています。
小林:現代パートは宮本信子(いずみ役)がキーマンですね。つい最近やってた『母の待つ里』(NHK総合)でもさすがの存在感。それにしても、設定としてホストクラブを気軽に使いすぎだと思いませんか?
イマ:え、なんですか、急に。
小林:何回か連れて行ってもらったことあるんですけど、基本的に毛先を遊ばせてる男が苦手なんですよ。話もつまんないし。あ、でもクラブ愛(新宿にある老舗ホストクラブ)は全然違いましたよ。内装もきらびやかで、ホストの話も面白かったです。
イマ:なんの話をしてるんですか(笑)。それでいうなら、神木くんが演じるホストは「夢も希望もやる気もない」らしいので、面白くないほうのホストですよ。ただ、朝ドラ『らんまん』(2023年/NHK総合)、映画『ゴジラ-1.0』(2023年)と、主演俳優として乗りに乗ってる神木くんですから、つまらないホストで終わるわけがない!
小林:『涙をふいて』(2000年/フジテレビ系)では可愛らしい末っ子だったのにねぇ。
イマ:それもう24年前ですよ…。
社会派シスターフッドコメディーと青春群像劇に注目!
小林:イマイズミさん、「若草物語」って読んだことあります?
イマ:四姉妹の話ってぐらいしか…。最近も『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』(2020年)で映画化されていましたね。
小林:私は何回も読んだし、アニメや人形劇などで何度も触れた作品です。私自身が姉妹だったのもあるけど、やっぱり姉妹ものは外せないなということで、『若草物語 恋する姉妹と恋せぬ私』(日曜22時30分/日本テレビ系)を推します。
イマ:「若草物語」を原案に、もしあの四姉妹が令和ニッポンに生きていたら…という着想から、舞台を現代に置き換えて描かれる社会派シスターフッドコメディーという内容ですね。キャストは堀田真由(次女・町田涼役)、仁村紗和(長女・町田恵役)、長濱ねる(三女・町田衿役)、畑芽育(四女・町田芽役)という四姉妹。
小林:この4人のバランスがちょうどいいんですよね。いい意味で、絶対的エースがいない配役。仕事、恋愛、結婚でそれぞれ悩みを抱えている登場人物たちに、女性たちが「わかるー」って共感するストーリーになりそう。
イマ:モラハラ彼氏、ワケあり沼男、幼馴染など、こじれそうな恋愛がてんこ盛りですね。
小林:それにしてはちょっと男性の俳優陣が弱いかな…。
イマ:今をときめく人気俳優!みたいな人が演じるより、逆にリアリティーが出るんじゃないですか?
小林:あくまでメインは四姉妹ですもんね。三女の衿が抱えている「姉妹にも言えない秘密」が気になります。
イマ:相関図を見ると衿だけ男性との絡みがないから、そこらへんがヒントかも。
イマ:そして、私が注目しているのは『マイダイアリー』(日曜22時/ABC・テレビ朝日系)です。社会人1年目の若者たちが、些細な出来事をきっかけに大学時代を振り返るという構成で、男女5人の青春群像をノスタルジックに描くヒューマンドラマ。脚本家は注目の兵藤るりさんです。
小林:『わたしの一番最悪なともだち』(2023年/NHK総合)が記憶に新しいですね。ホント、いいドラマでした。
イマ:あんなに若者を瑞々しく描ける兵藤さんなら、このドラマも期待大です。そして、監督は穐山茉由さんという組み合わせも最高です。『春になったら』(2024年/カンテレ・フジテレビ系)ではサブ監督を務めていましたが、『月極オトコトモダチ』(2018年)や『シノノメ色の週末』(2021年)で映画賞の受賞歴があり、映画業界でも注目を浴びている方です。
小林:ただ、この枠ねぇ…。
イマ:そ、そうなんですよ。『アイのない恋人たち』『ミス・ターゲット』(ともに2024年)など、個人的にちょっと物足りなかった作品が続いているので、不安っちゃ不安です。
小林:清原果耶(恩村優希役)をはじめ、朝ドラ『おむすび』(NHK総合)の佐野勇斗(徳永広海役)や大河ドラマ『光る君へ』の見上愛(長谷川愛莉役)、そして『虎に翼』(NHK総合)の望月歩(和田虎之介役)や『降り積もれ孤独な死よ』(日本テレビ系)の吉川愛(白石まひる役)など、旬の若手俳優をこれだけ揃えてるんだから、何とかなるでしょ!
イマ:スタッフとキャストのフレッシュさに期待です。
脚本家チームが作る新しいドラマに期待大!
小林:続いて、私が推すのは『ザ・トラベルナース』(木曜21時/テレビ朝日系)のシーズン2です。優秀だけどプライドが高くて感じの悪い那須田歩(岡田将生)と物腰は柔らかいが大噓つきの九鬼静(中井貴一)が、新時代のナイチンゲール・コンビとして医療の現場を改革していくという痛快医療ドラマで、シーズン1から2年後を描いた作品です。
イマ:岡田将生、いくらなんでも働きすぎじゃないですか? つい最近も『虎に翼』、『錦糸町パラダイス ~渋谷から一本~』(2024年/テレ東)に出てたし、配信ドラマ『1122 いいふうふ』(Amazon Prime Video)、映画『ラストマイル』と出ずっぱり。
小林:今年で燃え尽き症候群にならないか心配です(笑)。
イマ:シーズン2から初登場するキャストの中では山崎育三郎(薬師丸卓役)や森田望智(中村柚子役)が楽しみですね。あ、野呂佳代(森口福美役)が出ますよ。
小林:シーズン1から引き続き看護師役でキャスティングされています。麻酔科医から家事代行スタッフまで、どんな役を演じてもリアリティーを出せるのが彼女の凄いところ。
イマ:他にも寺島しのぶ(愛川塔子役)や内藤剛志(太田黒勝一役)のベテラン勢から、安達祐実(金谷吉子役)や風間俊介(神山直彦役)といった中堅実力派まで、抜かりのないキャスティング。このドラマで『ドクターX』(2012年/テレビ朝日)のようにシリーズ化を狙いたいテレ朝の本気を感じます。
小林:「野呂佳代が出てるドラマにハズレなし」説は続きそうですね(笑)。
小林:イマイズミさんは『ライオンの隠れ家』(金曜22時/TBS系)をあげていますね。
イマ:市役所で働く平凡で真面目な青年・小森洸人(柳楽優弥)と自閉症スペクトラム症の弟・美路人(坂東龍汰)の兄弟は、謎の男の子・ライオン(佐藤大空)と出会ったことがきっかけで“ある事件”に巻き込まれ、平穏な日々から嵐のような渦にのまれていくというヒューマンサスペンスドラマです。
小林:泣かせる系なの? ハラハラさせる系なの?
イマ:どっちもあるんじゃないですかね。『私の家政夫ナギサさん』(2020年/TBS系)や『おっさんずラブ』シリーズを手掛けた徳尾浩司さんと新人脚本家の一戸慶乃さんという方が共同で脚本を担当するようです。
小林:“ある事件”に関わる橋祥吾役に向井理、役名「X」を演じる岡山天音あたりが物語をかき乱す役でしょうか。オリジナル脚本なので先の展開がわからないのもいいですね。
イマ:洸人と美路人の兄弟設定は、映画『ギルバート・グレイプ』(1993年)のギルバート(ジョニー・デップ)とアーニー(レオナルド・ディカプリオ)をほうふつとさせます。この映画でディカプリオはアカデミー賞にノミネートされるくらいの神がかった演技をしてたんですが、坂東くんならこの難しい役をこなせる気がしています。
小林:最近では『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(2023年)や『パーセント』(2024年)など、実際に障碍を抱えている俳優が出演するドラマもあるから、演技でリアリティーを出すのは大変だと思います。
イマ:あと、変わり種のキャストだと、岡崎体育(貞本洋太役)と男性ブランコ・平井まさあき(船木真魚役)が出ますね。
小林:岡崎体育といえば、売れ残りのライブチケットをSNSで赤裸々に告白して、最終的に完売させるという伝説を作りましたね。あれ見て、私も頑張らなきゃ!って思いました。
イマ:ガッツありますよね。って、それドラマ関係ないでしょ(笑)。岡崎体育は『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』(2022年/MBS・TBS系)や『どうする家康』(2023年/NHK総合)でもいい演技をしていたので、名バイプレーヤーとして期待しています。
小林:そして、2人が唯一かぶったのは『3000万』(土曜22時/NHK総合)。脚本家がチームになってストーリーを作る手法が新しいですよね。
イマ:海外では一般的らしいんですが、これは2022年にNHKが立ち上げた「WDR(Writers’ Development Room)プロジェクト」によるドラマ。まず応募総数2000以上の中から、10人の脚本家を選出、7カ月かけて脚本開発をして、連続ドラマの第1話を19本完成。そのうちの1本が『3000万』で、再度脚本家4人を招集して、全8話を9カ月かけて仕上げたとのこと。
小林:脚本が完成する前から撮影を開始しちゃう日本の連ドラとは時間と手間のかけ方が違いますね。
イマ:メインキャストは安達祐実(佐々木祐子役)と青木崇高(佐々木義光役)の2人。あとはあんまりお金がかかってなさそうな気が…。
小林:脚本作りに予算を全振りしたからでしょう(笑)。
イマ:もう第1話を観ましたが、これが面白かった! ひょんなことから3000万円を手に入れた夫婦が、選択肢をことごとく間違えて、どんどん深みにはまっていくさまがテンポよく展開していくんですけど、青木崇高の絶妙にイラッとさせる夫役が絶品です。
小林:昔、彼があさイチで話してたんですけど、『西郷どん』(2018年/NHK総合)のトークイベントに向かう途中でタクシーが捕まらないからヒッチハイクして会場に向かったってエピソードが印象的でした。なんか、おおらかというか人間味があるというか。
イマ:今回はそのキャラがいい具合にハマってます。
小林:これからは有名脚本家が1人で引っ張っていくようなドラマは減っていくんでしょうね。『虎に翼』の吉田恵里香さんみたいな有望な人も出てきてはいますが。
イマ:連ドラはチームでいろんなアイデアを出しあったほうが最後まで息切れしなそうですよね。でも実は、脚本家が1人でもチームでもどっちでもよくて、われわれは面白いドラマさえ観られればそれでいい!
人気シリーズの最新作と大ブレイク女優の主演ドラマが楽しみ!
イマ:小林さんは『それぞれの孤独のグルメ』(金曜24時12分/テレビ東京系)ですが、今回はいつもと違った趣向ですよね。
小林:井之頭五郎(松重豊)だけじゃなくて、いろんな世代や職業の主人公がゲスト出演して、それぞれの“孤独のグルメ”を楽しむという展開です。初回は中華料理店の大将役で爆笑問題・太田光、第2話はタクシー運転手役でマキタスポーツがゲスト主人公。
イマ:第1話の最後にマキタスポーツが出てきましたが、本物のタクシー運転手にしか見えなかった(笑)。
小林:これから登場するゲストも楽しみのひとつですね。来年1月には『劇映画 孤独のグルメ』も公開されますが、予告を見たらなんと五郎さんがパリに出張してました。
イマ:おお、お金使ってますねー。さすがテレ東の稼ぎ頭(笑)。
小林:いろんな飯テロ系のドラマがあるけど、やっぱり『孤独のグルメ』は安定感と信頼性が他と違う。難しいこと考えずに観られて、満足度も高いなんて素晴らしいですよね。
イマ:しつこいくらい過去シリーズの再放送をやってますが、松重さんってフォルムが全然変わってない。
小林:すごいですよね。まだ61歳だし、いけるとこまでいってほしいです。
イマ:食べられなくなったら、ついに完結ですかね(笑)。
小林:そして最後! イマイズミさんは『わたしの宝物』(木曜22時/フジテレビ系)をあげてますね。主演は『西園寺さんは家事をしない』で大ブレイクした松本若菜(神崎美和役)。
イマ:夫以外の男性との子を、夫の子と偽って生んで育てる「托卵(たくらん)」を題材にした大人の恋愛ドラマです。主人公・神崎美和のモラハラ夫・宏樹役に田中圭、幼馴染で子供の本当の父親である冬月稜役にSnow Manの深澤辰哉がキャスティングされています。
小林:托卵ってなに?
イマ:カッコウが有名なんですけど、動物の習性のひとつで、自分の卵への世話を他の動物に代行させることです。
小林:じゃあ、松本若菜がカッコウ?
イマ:(笑)。うん、まあ、そういうことになりますかね。今回は『西園寺さん』と打って変わって悪女役です。
小林:あの明るいキャラクターで人気になったから、そのギャップがどう出るか興味深いですね。
イマ:急な降板での代役という噂もありますが、2クール連続で主役をやるなら全然違うキャラのほうがいいんじゃないでしょうか。
小林:脚本家とプロデューサーが『あなたがしてくれなくても』(2023年/フジテレビ系)と同じスタッフですが、元サヤに納まる最終回にはモヤモヤしたなー。
イマ:原作漫画はまだ連載中なので、ドラマオリジナルの結末でしたね。今回はオリジナル脚本なのでどうなるか全くわかりません。美和が宏樹と稜の子供を育てるのか、宏樹と別れて稜と育てるのか、はたまたシングルマザーとして育てるのか…。
小林:女子たちは、もし自分だったらどうするかって想像しながら観るんでしょうね。というわけで、それぞれ5本あげましましたが、他に気になるドラマあります?
イマ:『Qrosの女』(月曜23時06分/テレビ東京系)と『私の死体を探してください。』(火曜24時30分/テレビ東京系)は弊社原作のドラマ化なので注目しています。どちらも会社でロケがあったんで「おお、うちの社食が出てる!」とか興奮しています(笑)。あとはジャンプ黄金期に育ったので『ウイングマン』(火曜24時30分/テレビ東京系)はチェックしています。
小林:私は、菜々緒好きなんで『無能の鷹』(金曜23時15分/テレビ朝日系)や、反町隆史と杉野遥介がバディになる『オクラ ~迷宮入り事件捜査~』(火曜21時/フジテレビ系)が気になってます。
イマ:これら以外で、われわれがノーマークのいいドラマがあると嬉しいですよね。
小林:次の中間報告対談まで観まくりましょう!
小林久乃(こばやし・ひさの)コラムニスト、編集者。正々堂々の独身。中学生から地上波ドラマを愛して30年以上、筋金入りのオタク。好きが高じてついには『ベスト・オブ・平成ドラマ!』(青春出版社刊)を上梓した。ラブストーリーが好きで、特に禁断の恋がテーマとなると視聴熱が俄然、盛り上がる。公式HPはhttps://hisano-kobayashi.themedia.jp
元JJ編集長イマイズミ 女性誌『CLASSY.』『JJ』の編集長を歴任。1クールの地上波ドラマを全録画するようになったのは、編集長になった13年ほど前から。「仕事で新しい俳優、タレントさんを覚えるため」というのが理由だったけど、見事に大ハマり。ホームドラマとラブコメ好き。韓国ドラマもやや中毒。
イラスト/lala nitta