新年、おすすめの映画です。
ストーリー
インドネシア、バリ島。
婚活ビジネスに失敗し借金を背負った照川祥子は、人生を捨てるためにこの島へとやってきた。
そこで謎めいた日本人のリュウに声をかけられ、導かれるままアニキと呼ばれる男と出会う。
パンチパーマ、眉なし、太いゴールドネックレス、アニキと書かれたTシャツ――、センスも品も知性もなさそうな如何わしい中年男アニキ。
大富豪のイメージとかけ離れたアニキは、不動産ビジネスで成功した大金持ちだという。
借金を返して人生をやり直したい祥子は、アニキから“お金持ちになるためのコツ”を学ぶため弟子入りすることに。
だが、「失敗したときこそ笑え」、「ダジャレは頭の回転を早くする」、「毎日お祈りしろ」という教えから、豪邸でのトイレ掃除、笑顔と挨拶の訓練、お供え物への配慮といった実践まで、お金持ちになるには程遠い修行にうんざり。
アニキとリュウに借金に至る経緯を尋ねられた祥子は、
「周りのせいで会社が潰れた。自分はがんばっているのに報われない」と大富豪との格差を感じ八つ当たりをしてしまう。
だが「周りのせいにしてばっかりやから会社を潰したんちゃうの?」とアニキはすべてお見通し。
祥子への指導をしながらもアニキは、バリの子供たちのために幼稚園を作ることに夢中になっていた。
あるとき、信用していた部下のアデさんがアニキを裏切り、幼稚園建設が暗礁に乗り上げたこととでアニキは精神的なショックを受ける。
アニキ最大のピンチに祥子たちは――。
怪しい風貌のアニキだけど、その人柄にみんなが吸い寄せられていく。
堤真一さんがそんなアニキを演じています。
最後は、なんだか怪しい風貌なんて関係なく
アニキに惹き込まれていきました
どこに居たって関係なく、頑張ろうと思える映画です。