
海外セレブやK-POPスターたちが御用達のホテルと噂の、東京・竹芝にあるホテル『メズム東京、オートグラフ コレクション』。ベイエリアの落ち着いた立地にあるこちらのホテルは、全室にデジタルピアノが設置されていたり、スタッフはヨウジヤマモトが手掛けたユニセックスなデザインのブラックのユニフォームを着用して「タレント」と呼ばれるなど、スタイリッシュでオリジナリティのあるホテルとしても有名。そんな憧れのモダンラグジュアリーホテルのフレンチダイニングの試食会にJJnetが潜入!現在開催中のディナープログラム「森羅の宵 Nature’s Finale」をチェックしてきました!
自然の恵みを5感で楽しむ♪素材を最大限に活かした「森羅の宵 Nature’s Finale」
ビストロノミースタイルのフランス料理を提供するメズム東京のフレンチダイニング「シェフズ・シアター」で2026年2月28日(土)まで(※12月24日(水)・25日(木)を除く)開催中のダイニングプログラム、ディナー「森羅の宵 Nature’s Finale」は、敷居の高いイメージのフレンチを「リラックスして気楽に楽しんでもらいたい」と、キュリナリーマイスター (総料理長)隈元香己(くまもと・こうき)氏が「海山の恵み」をテーマに、国産食材を中心に構成し森の滋味と海の恵みを美しい演出とともに提供するコースメニュー。

アミューズ ブーシュ:シェフのコンソメスープ(聖護院蕪入り)/レバームース/ほおずきの綿あめ包み
最初に運ばれてきたのは小さな綿あめが立てられた木の切り株のようなお皿と聖護院蕪入りのコンソメスープ。
隈元氏の名刺代わりとも言われているダブルコンソメで引かれたスープは、あっさりとした優しい味わいの琥珀色のスープ。小さな綿あめの中にはほおずきが忍ばせてあり、やさしい甘みとともにフレッシュに口の中ではじけました。味わい深い一口サイズのレバームースはデザートの様なかわいいフォルムが印象的。

アミューズ ブーシュ:鰻の燻製とニンニクの芽を使ったコンディメント
さらに、鰻の燻製とニンニクの芽のコンディメントは、ガラスの蓋を開けるとともにスモークが立ち込め和の香りが広がり歓声が上がりました。

オードブル:車海老のタルタル カリフラワーのブラマンジェ トマトウォーターアクセント
真っ白なお皿に乗せられた真っ白なオードブルは、なんとトマトを濾過してつくられたという透明のフローズントマトウォーターの下に、新鮮な車海老を用いたタルタルとなめらかなカリフラワーのブラマンジェを重ねたもの。しっかりとした旨味があるのにすっきりとした味わいでぺろりと進みます。
メインの魚料理も肉料理も自然の恵みを感じる味わい深さ

メインの魚料理:寒鮃(かんびらめ)のソテー 柑橘とハーブの芳香
続いてメインの魚料理が登場。ローズマリーを重ねたお皿の隙間に水が入れられると、ハーブが香る湯気が出現。その音と、香りと、視覚的演出とともに味わう一皿は様々な感覚を刺激します。表面を香ばしくソテーした寒鮃にムール貝とアーモンドを包んだほうれん草生地のラビオリは海の恵みを感じる一皿。

メインの肉料理:蝦夷鹿(えぞじか)のロースト 季節野菜を添えて
メインの肉料理は鹿肉のロースト。この種のジビエ料理には特に定評のある隈元氏が丁寧に下処理を施した蝦夷鹿を、外は香ばしく中はしっとりと最適な火入れでロースト。癖が無く最適な柔らかさで提供されるまさに技術が詰め込まれた一品。季節野菜が添えられており「フレンチのメイン料理には実際にその動物が食べるもの(今回は鹿)を添えることが多いんです」と隈元氏。そんな自然の循環が感じられる一皿。カカオのクロッカンを割って、食べることでカカオの程よい苦みがお肉のうまみを驚くほど引き立ててくれました。

特注でつくられたという南部鉄器で焼かれたカンパーニュも香ばしく主役級の絶品です。
グラスに注がれたノンアルコールのモクテルが料理を引き立てます
デザートは「ごぼう」づくし♪

デセール:カシスと牛蒡のムース アプリコットソース添え
最後は「ごぼう」を使った珍しいデザートが登場。カシスと牛蒡(ごぼう)のムースにアプリコットソースの爽やかな酸味や根菜の甘みが凝縮されたジェラートが新鮮。粉糖にもごぼうが使われていて、大地の風味を感じるしめくくりとなりました。
食後のコーヒー&スイーツで贅沢なくつろぎタイム

食後のドリンクにはスペシャルティコーヒーをチョイス。一つ一つ丁寧に3分かけて目の前でドリップしてくれます。

メズム東京がきっかけで誕生した「イイホシユミコ」のコーヒーカップにも注目。
こだわりが詰まったモダンラグジュアリーホテルのディナーはまさにこだわり抜かれた料理の品々ばかり。総支配人の生沼さんは「フレンチだけど、気軽に楽しめるビストロの料理にこだわりたいという隈元の思いを実現したメニュー。あえて好みが分かれる鹿肉にしたのも、ジビエ料理に苦手意識があった方にこそ本物の味を安心してトライしてもらいたいという思いがあります。塩味を抑えヘルシーにお腹を満たせて食べやすいとのお声も頂いており、どの世代の方にもお勧めしたいコースです。本格的なフレンチデビューをしたいというJJ世代の方にも、是非五感で楽しんでもらえたら」とコメント。かしこまった印象のフレンチは緊張してしまいそうですが、リラックスした雰囲気でフレンチを楽しめました。まさに本格的なフレンチデビューをしたい人にこそおすすめしたいコースでした。
「シェフズ・シアター」のあるロビーは、ベイフロントならではの絶景や浜離宮恩賜庭園の眺望を楽しめます。また、人との交流の場づくりにこだわった空間となっていて、特別に買い付けた1963年製ヤマハのビンテージピアノも置かれており、アーティストが音楽のパフォーマンスを思い思いに表現するライブイベント「ショーケース」を毎晩開催。プロアマ問わずここで聞いてもらいたいという思いで出演を希望するアーティストへの門戸を広げ「ここから巣立っていくような場になってくれたら」と支配人自ら面接をしてアーティスト自身が1番届けたい楽曲をお願いしているそう。
是非この機会に憧れのメズム東京に足を踏み入れてフレンチを堪能してみて。
≪冬のランチ&ディナープログラム概要≫
提供期間 2025年10月27日(月)~2026年2月28日(土)
提供時間 ランチプログラム「山海の序章Sea & Mountain Prelude」(4品コース):11:30~15:00 (L.O 14:00)、ディナープログラム「森羅の宵Nature’s Finale」(5品コース):17:00~22:00 (L.O 20:30)
提供場所 メズム東京16階 フレンチダイニング「シェフズ・シアター」
料金 ランチプログラム:7,600円~ ディナープログラム:15,800円
ご予約 ランチ:https://x.gd/4wmMx ディナー:https://x.gd/LUvi2
メズム東京、オートグラフ コレクション https://www.mesm.jp/
取材・文/加藤文惠 編集/齋藤菜月






