コラム

【JJ創刊50周年記念】連載・最終回 50年たっても愛される「OSAMU GOODS」アイテム11選:後編【JJ昭和レトロ学園】

連載「JJ昭和レトロ学園」では、令和の今でも思わず「かわいい♡」とときめいてしまう昭和のファンシーキャラクターに注目してきました♪ 第10回となる最終回では「OSAMU GOODS」(1976年登場、製造:コージー本舗、販売:ダスティミラー)をピックアップ。’80年代を中心としたレトロでかわいいガーリーカルチャーを日々発信し続けているゆかしなもん先生に、令和のJJ世代が知らない “OSAMU GOODSの魅力” をお届けする後編です。

1990年には、東京・代官山にパイロットショップ「SODA FAUNTAIN」が登場

(前編の続き)

 

ゆかしなもん先生:OSAMU GOODSには公式ファンクラブがあったんですよ。1978年に『Party』という名で発足し、会員証とバッジが発行されていました。’90年代には約2万人の会員がいたそうです。

令和JJガール:すごい数! 人気が伺えます。

ゆかしなもん先生:’80年代にどんどんポピュラーになり、’90年には先生の夢であったパイロットショップ「SODA FOUNTAIN」が東京・代官山にオープン。当時、私は地方に住んでいたので、行ってみたいなぁと憧れていました。

令和JJガール:地方の子はどこでOSAMU GOODSをゲットしてたんですか?

ゆかしなもん先生:ファンシーショップでの取り扱いがありました。そこで購入するとOSAMU GOODSの紙袋に入れてくれたんですよ。紙袋がまた秀逸で、バレンタインやクリスマスなど、季節ごとにデザインされたものだったりして、その袋をコレクションしていた人も多いと思います。しかも、袋の裏には「OSAMU GOODS NEWS」という読み物が印刷されていました。日常のコラムやファッション、映画作品の紹介、そして「SODA FAUNTAIN」のメニューまで。

令和JJガール:インターネットがない時代にはうれしい情報源ですね。メニューを見ると行ってみたくなりますね。

ゆかしなもん先生:店内にはカウンターがあって、原田先生考案のオリジナルソーダが飲めたそうです。キャラクターの名前が付いたソーダのカラー、グラスやストローに至るまでこだわったメニューだったようですよ。

令和JJガール:それは飲んでみたかったですー! ぜひ令和でのSODA FAUNTAINの復活を希望します!

ゆかしなもん先生が紹介したい「OSAMU GOODS」アイテム11選‼

イラストがそのままカードに! もはや飾りたくなるアート作品

⑥グリーティングカード

当時価格 不明 ※編集部調べ

ゆかしなもん先生:まさにOSAMU GOODSらしいデザインのグリーティングカードです。シンプルな線で描かれたイラスト。もうアートとして飾れるレベルです。

令和JJガール:「グリーティングカード」という響きにも、海外の雰囲気がありますね。アメリカのドラッグストアのカードコーナーにありそうです。

和装のキャラクターに注目! ポップな和のデザインにセンスが光る

⑦お年玉袋

当時価格 200円 ※編集部調べ

令和JJガール:お年玉袋……しかも着物姿に羽子板を持っていますね! 和風でかわいいっ♡

ゆかしなもん先生:原田先生のテーマ的に“ジャポニズム”というのがあったようで、アメリカっぽさと和風の融合が見られるデザインも多々ありました。そういう点がOSAMU GOODSのおもしろさだったともいえるのかなと思います。

令和JJガール:こんなお年玉袋でもらったら「センスいい!」と言われますね、絶対。

海外のホテルキーホルダーのようなデザインにときめく

⑧キーホルダー

当時価格 300円 ※編集部調べ

ゆかしなもん先生:こちらは、海外のホテルで渡されそうなデザインがこれまたおしゃれです。

令和JJガール:名前を書くところが「Name」じゃなくて、「THIS KEY BELONGS TO」になっているところがたまりませんね。素敵すぎます。

お守り袋の形をそのまま採用! 和モダンな小物入れ

⑨お守り袋

当時価格 不明 ※編集部調べ

令和JJガール:また和風なデザインが出てきましたね! しかもお守り袋ですか?

ゆかしなもん先生:そうなんです。お守り袋にはさすがに当時私も衝撃を受けた記憶があります。私はこの中に宝物を入れていましたよ。

令和JJガール:大事なものを入れたくなるようなフォルム。「これをグッズにしちゃおう」っていう先生の発想力がまたユニークですね。

ゆかしなもん先生:ちょうちんとか鳩とかサイコロとかお団子とか、和風でありながらどこかモダンでポップなデザインに仕上げているところもさすがですよね。

OSAMU GOODSのアイコン的存在! 当時の映画やドラマの衣装小物にも登場

⑩スクールバッグ

当時価格 不明 ※編集部調べ

ゆかしなもん先生:このバッグはOSAMU GOODSのアイコン的なアイテムで、’80年代にブームになりました。それぞれのキャラクターのお顔がどんとデザインされていてインパクトがありますよね。原田先生に伺った話ですが、流行りすぎて学校で禁止になったというエピソードもあったそうです。

令和JJガール:これはファッションアイテムとしても取り入れたいですね。原田先生直々にエピソードを聞いたというゆかしなもん先生もすごすぎます♡

ゆかしなもん先生:貴重なお話ですよね。当時の女子高生が革製の学生カバンにこれを重ねて持つ様子が当時の映画やドラマなんかのシーンでも結構見られたんです。それだけ流行っていたとわかります。

令和JJガール:裏面には何が書かれているんですか?

ゆかしなもん先生:裏に書いてあるのはマザーグースの詩なんですよ。スクールバッグは近年ROOTOTEから復刻していますのでぜひチェックしてみてください。

令和JJガール:今でも買えるのはうれしいです♡

マザーグースのキャラクターたちにも注目! ハンカチ類はファッションコーデにも活躍♪

⑪ハンカチ/ランチョンナプキン/バンダナ

ハンカチ 当時価格不明 ※編集部調べ

バンダナ 当時価格不明 ※編集部調べ

ランチョンナプキン 当時価格不明 ※編集部調べ

令和JJガール:このランチョンナプキンは野球の柄ですね。確かさっきのキーホルダーもバットを持った子がデザインされていました。

ゆかしなもん先生:そう、野球ネタも結構デザインとして多かったんです。アメリカのスポーツですし、先生がお好きだったのかもしれませんね。

令和JJガール:ハンカチにはいろいろなキャラクターがデザインされていて、ワクワクしますね。

ゆかしなもん先生:マザーグースのお話に登場するキャラクターたちですね。牛や豚や猫や犬などの動物もいます。OSAMU GOODSのハンカチ類は総柄のものが多い印象で、ファッションアイテムとしても使いやすいデザインも魅力です。

 

最後のホームルーム:’80年代を彩ったファンシーキャラクターのかわいさとパワーを後世に伝えたい

ゆかしなもん先生:さて、今日で最終回です。JJ昭和レトロ学園での授業はいかがでしたか?

令和JJガール:先生からファンシーキャラクターを学ぶうちに、すっかりこの時代の文化やアイテムに夢中になってしまいました。日本製のクオリティを再発見したり、’80年代らしいカラフルな色使いに元気をもらったり、実用性を伴わないおもしろいギミックのある文具があったり(笑)。アイテムから垣間見える当時の文化もとても興味深いものでした。そしてなにより、令和でも通用するかわいさとときめきを感じました♡

ゆかしなもん先生:そう言ってもらえて、とてもうれしいです。私自身が、’80年代に出合ったキャラクターたちにときめきやパワーをもらい、ファンシーショップをめぐった少女時代の当時の楽しい気持ちを懐古して、大人になった今でも元気になれるんです。令和を生きる皆さんに、当時のかわいいガーリーカルチャーの魅力が少しでも伝わればいいなと思っています。

令和JJガール:ファンシーキャラクターの授業を通して、’80年代の活気や勢いも感じましたし、インターネットがない時代だったからこその魅力も受け取りました。かわいさにときめいて私も元気がもらえた気がします! ゆかしなもん先生、ありがとうございました!

ゆかしなもんさん PROFILE 

1975年生まれ。1970〜’80年代の文具・玩具・漫画・アイドル・映画・音楽など、昭和のガールズカルチャーを懐古し、SNSなどで発信している「昭和的ガーリー文化研究所」所長。膨大なコレクションを紹介した著書の数々や’80年代のガーリーカルチャーの入門書『ゆかしなもんの’80sガーリーカルチャーガイド』(グラフィック社)が話題に。

昭和的ガーリー文化研究所 ゆかしな所長 Instagram

※掲載している商品はすべてゆかしなもんさんの私物で、現在販売されていない商品です。

 

今回で、ゆかしなもん先生の連載は終了です。ご愛読ありがとうございました!
「昭和レトロ」を愛する皆様に幸多からんことを!!

(C)OSAMU HARADA/KOJI HONPO

撮影/山下忠之 取材・文/加藤文惠

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