本日は4月号の表紙に出てくれた新垣結衣さん主演の
思い出しただけで心がザワザワしてくる映画
くちびるに歌をを紹介します。
あらすじ
長崎県・五島列島の中学校。
ある日、天才ピアニストだったと噂される柏木ユリが臨時教員としてやってくる。
合唱部の顧問となった柏木は、コンクール出場を目指す部員に、
“15年後の自分”へ手紙を書く課題を出す。
そこには、15歳の彼らが抱える、誰にも言えない悩みと秘密が綴られていた。
家の事情で合唱部を辞めると言い出したサトル。
サトルが書いた宿題の手紙には
自分が自閉症の兄アキオの世話をするために作られたこどもだという
切ない思いが綴られていた。
サトルをアキオの仕事先まで車で送った柏木は
15歳の少年が抱える覚悟を目の当たりにして胸が締め付けられる。
その手紙は悲しい過去からピアノを弾けなくなっていた柏木の心を動かしていく…。
15歳、抱えているものへ向かう、光と闇のエネルギーが強い。
自分にある力で、必死に立ち向かう姿に何度も胸を打たれました。
三木監督が登場人物一人一人を優しく引き出し
長崎・五島列島の景色と、透明な映像へ映し出される。
ぜひ、劇場で観てほしいです。
監督:三木孝浩『ホットロード』『アオハライド』
原作:中田永一(「くちびるに歌を」小学館刊)
主題歌:アンジェラ・アキ 「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」