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終戦70 年―。 山田洋次監督が長崎を舞台に描く【映画:母と暮せば】

やさしくて、悲しい。
山田洋次監督初のファンタジー。

『母と暮せば』WEBサブ②(伸子&上海のおじさん) (430x286)

 

あらすじ

「母さんは諦めが悪いから、
なかなか出てこられなかったんだよ」

1948 年8 月9 日。

長崎で助産婦をして暮らす伸子の前に、
3 年前に原爆で亡くしたはずの息子・浩二がひょっこり現れた。

伸子は呆然とした。

その日浩二の墓の前で
「あの子は一瞬の間に消えてしまったの。
もう諦めるわ」
言ったばかりだったのだ。

「元気かい?」そう伸子が尋ねると、
浩二は腹を抱えて笑い出した。

「僕はもう死んでるんだよ。
元気なわけないだろう」

その日から、浩二は時々伸子の前に現れるようになった。

医学生だった浩二には町子という恋人がいた。

結婚の約束をしていた浩二を突然失ってしまい、
心の行き場もないまま、
この3 年ずっと伸子を気にかけてくれる
優しい娘だった。『母と暮せば』WEBメイン (430x306)
『母と暮せば』WEBサブ③(町子&民子&復員局の職員) (430x286)

「浩二、もし町子に好きな人が現れたら、
あの子のことを諦めるしかないのよ。
だって、あなたはもうこの世の人じゃないのだから」

伸子の言葉に、浩二は口を尖らせる。

「町子には僕しかいないんだ」 わかっているけれど、

受け入れることができない浩二。『母と暮せば』WEBサブ①(町子&黒田) (430x292)

伸子はそんな息子が愛おしかった。

ふたりの時間は特別なものだった。

奇妙だったけれど、楽しかった。

その幸せは永遠に続くようにみえた―

 

難しいことは言わない。

ふと、大切なことに気付ける

素敵なお話でした。

母親・伸子役に吉永小百合さん、
息子の浩二役に二宮和也さん、
浩二の恋人・町子役には黒木華さん。

山田洋次監督が初めてつくる、
やさしく泣けるファンタジー作品が誕生します。

12 月12 日(土) 全国ロードショー

公式HP

『母と暮せば』 松竹120 周年記念映画
吉永小百合 二宮和也
黒木華 浅野忠信 加藤健一
広岡由里子 本田望結 小林稔侍 辻萬長 橋爪功
監督/山田洋次
脚本/山田洋次・平松恵美子
企画/井上麻矢(こまつ座) プロデューサー/榎望
撮影/近森眞史 美術/出川三男 照明/渡邊孝一 編集/石井巌 録音/岸田和美
製作/「母と暮せば」製作委員会 制作・配給/松竹株式会社 題字/100%ORANGE
(C)2015「母と暮せば」製作委員会

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