原作はエヴェレストが舞台であり
無謀とも言える前人未踏の登頂に挑む男たちを描く話。
エヴェレストで撮影するということは、俳優自身もエヴェレストに登ることが絶対条件。
面白いけど映像化が難しく、映画化の話は浮上しては消えていったといいます。
そんな話をどうやって撮ったのだろう?
ストーリーに惹き込まれながらも、そんな疑問が頭をよぎる、過酷な映像。
平山監督が原作に興味を持ち、シナリオハンティングを兼ね
8848mのエヴェレスト直下にある海抜3880mの「ホテル・エベレスト・ビュー」を目指した。
(参考までに富士山は3776m)
本当に神がいるのではないかと思わせる、エヴェレストの圧倒的な神秘に心が動かされ、プロジェクトが動き出した。
主役の山岳カメラマン・深町誠役の岡田准一さん、伝説の登山家・羽生丈二役の阿部寛さん。
ストイックな俳優として一目置かれていることもあり、山岳部から見てもこの2人のキャスティングは「ぴったりだと思った」そうで、お二人もオファーを二つ返事でOKを出した。
撮影場所は標高約5200mのエヴェレスト。
常に氷点下の温度、空気の薄い中では呼吸をするだけでも大変な状況。
2人が見せた役者魂。
ネパールと日本、どちらから撮影をスタートするべきか大きな選択があったが、
ネパールからの撮影を選んだ。
もしも日本パートから撮影をしていたら、撮影クルーは2015年4月25日のネパールの地震に遭遇していたことになる。
紅一点のキャスト、岸涼子役には尾野真千子さん
エヴェレストで撮影できることが出演の決め手
2015年4月、約10日間かけて登ったエヴェレストでの撮影。
芝居であるけれど、「どこかドキュメントでもある」(監督談)
二人の生命力を是非、見届けてください。
『エヴェレスト 神々の山嶺』
2016年 3月12日(土) 全国ロードショー
クレジット:©2016「エヴェレスト 神々の山嶺」製作委員会
公式サイト
出演:岡田准一 阿部寛 尾野真千子
ピエール瀧 甲本雅裕 風間俊介 テインレィ・ロンドゥップ 佐々木蔵之介
原作:夢枕 獏「神々の山嶺」(角川文庫・集英社文庫)
監督:平山秀幸 脚本:加藤正人 音楽:加古隆 ※「隆」の文字は「生」の上に「一」が入ります。
主題歌:イル・ディーヴォ「喜びのシンフォニー」(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)
製作:「エヴェレスト 神々の山嶺」製作委員会 配給:東宝/アスミック・エース
(C)2016「エヴェレスト 神々の山嶺」製作委員会