コラム

冬の恋のお話です 横澤夏子コラム#2

なつこの婚活から騒ぎ#2

冬がやってくると思うんです、「あ、恋の季節だ」って。先月東京で季節外れの雪が降った時も、気になる彼に「雪降ったね❤」ってLINE 送っちゃいました。そういうの送ったら絶対“ウザい女だなぁ”って思われる。それは分かってるんですけど送っちゃうんです。「冬のバカヤロウ!」(笑)。すきま風が身に染みる季節は恋人に依存したくなる。そう、今回は冬の恋のお話です。

私のモットーは「今年の汚れ、今年のうちに」。毎年年の瀬が近づくと、その年好きだった男子に告白して、1年の汚れを落とすんです(笑)。’15年の年末は、昔、将棋の棋士を目指していた人に告白をしました。出会った時にはすでにサラリーマンだったんですけど、棋士を目指していただけあってすごく頭がいい人で、常に3手先を読まれている気がして全部計算に聞こえてしまう……。だけど、性格はほんわかしていて、「将棋はおじいちゃんに教わった」だとかで絶対いい人じゃん!っていう。しかも洗剤のいい匂いがする(笑)。なんかよくないですか? 彼のことはよく分からないけど、背景が完璧だったんです。デートも結構行ってたんですよ。でも、ぜ~んぶ私からのお誘いで……。いっこうに誘ってくれないから、「いいや、諦めよ」「告白せずにやめよう」って思ってたんです。でも去年のクリスマスに「メリークリスマス」ってLINE がきて! その時『5時から9時まで』ってドラマがやってたので、山Pと石原さとみに重ねちゃうじゃないですか。私は自分のこと石原さとみだと思ってたんで(笑)。そんなこと言われたら告白するしかないと思って、告白したら見事砕け散るっていう。なんだそれ!っていう。ほんとムカついて!

あの「メリークリスマス」LINEは完全に王手飛車取りの一手ですよね。告白しても地獄、しなくても地獄。計算高い男だったんですよ、結局。

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