インタビュー

【連載】素敵な同世代のリアルフェイス‐素顔をつくる5つのキーワード‐第8回 信太美月さん

5つのKeywords:元々コーヒー嫌いの私、バリスタやってます。

―表参道のLATTESTで勤務中の信太さん。バリスタになったきっかけは?

体育大を卒業しているので、周りはスポーツ関係の仕事に就く人が当たり前。自分もスポーツが好きでしたが、何かほかに幅を広げられないかなと思った時に、いまのオーナーに出会いました。元々はオーナーがスタッフを集めているということもあって誘われて、フラッと始めたのがきっかけです。

―ふとした出会いから約3年。すっかりバリスタとして働かれていますね。

正直こんなにハマるとは思っていませんでした。というのも、私元々コーヒーは飲めなかったんです。けれど、今の店で最初に指導係になってくれた方が淹れてくれたコーヒーが本当においしくて、”ちゃんと淹れるとこんなにおいしいんだ”と気が付きました。最初はココアしか飲めなかった私が、そこからコーヒー好きになりました。

 

―バリスタとして意識していることはありますか?

常連のお客さんもいる中、初めてのお客さんもたくさん来ます。きっと、みんながみんなコーヒーが飲めるわけじゃなくて、私のように苦手だった人もいるはず。だからこそ、「この人のために」と一杯一杯バランスを考えながら淹れています。飲む方に会わせたエスプレッソの量とか、具合があるんですよ!

―これからはバリスタとして、どうなっていきたいですか?

私の実家は海が近くにある3階建てだったんですが、1階が父が営む床屋。でも床屋なのに、父が海好きということもあってすごくたくさんの人が常に集まっていて、店もサーフグッズを売ったりしています。将来は私も、コーヒーを通じて人が集まってこられるような環境を作れたらいいなと思っています。

信太さんの商売道具のピッチャー。イラストに個性を出すこともありますが、こう見えて一つずつ角度や淹れ口のサイズが違うそうです。

「飲んでくれる人のイメージにあったラテアート」を心がけて一杯一杯丁寧に淹れているそうです。

――ということで、信太さんのラテアートコレクションを公開!練習用に撮った1杯だそうなので、あまり見られないショットです。

「これはスワン。カジュアルに仕上げました。ウェーブを描くこともありますが、それは海っぽい雰囲気の方に出します」

「ラテアートの基本はハートやリーフを組み合わせて作リます。これはウィングリーフというリーフで定番の柄」

「これはトリプルロゼッタという形」

「これはスローリーフという形に小さいリーフを描いたもの。」

「ハートを使っても、可愛らしいのは私らしくないので、カジュアルなラインになるようにして描いています。」

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