風邪が大流行中ですが、皆様、体調はいかがでしょうか?
私も流行りに乗っかってしまい、 マスクを付けながらこの原稿を書いています。
さて、今日は“私のInstagramができるまで” の過程を少しご紹介。
私を含めInstagramを使って自分を表現する仕事をしてい る方達の多くは
きっと“自分らしいInstagram”の世界観を持っていて、 それを徹底しているはず。
フィードから流れて来た写真を見ただけで“○○ ちゃんの写真だな”とわかったりするのも
その人がその人なりの世界観を持ち、 創り上げているからなのです。
ワークショップやセミナーでも、“どんな風にInstagramの世界観を創っていけば良いの?” という質問をよくいただきます。
“自分らしい世界観”を創っていけば
パッとホーム画面を開いた時にまとまり感が出るのはもちろん、
同じような世界観を好む人が集まってきてくれる。
センスなんてなくたって
自分で調べたり試したりしていくうちに
きっと、自分らしい写真が撮れるはず。
私も日々、探して、調べて、試して…の繰り返し。
そんな試行錯誤の1枚が、できるまで。
1:まずはインスピレーション探し
とにかく、まずは写真のインスピレーション探し。
好きなインスタグラマーをみつけたり、 Pinterestで好きな写真をみつけたり。
自分の“好き!”を集める事が、 1番写真上達への近道だと思います。
きっと、 写真がうまい人達はこのインスピレーション探しに作業のほとんど の時間を費やしているはず。
写真にこだわっているお友達と会うと、“こんな写真を撮ってみたいんだよね” “この人の写真が最近自分のムードと合うんだよね” なんてインスピレーションの交換をする事も。
今はInstagramにも写真の保存機能が付いて、 お気に入りの写真をまとめる事ができるようになりました。
この機能を存分に使い、 時間があれば私も大好きな海外インスタグラマーの写真をチェック !
どこをチェックするかと言うと、
・ 今海外インフルエンサー達の間で流行っている加工の色味や撮り方
・物撮りをする時の配置、影の入れ方、他に置く小道具
・余白の取り方
・風景に人物をうまく溶け込ませる撮り方
…などなど。
1枚の写真から、たくさんの情報を得られるはず。
“この写真、可愛いな。好きだな。”
なんて思ったら、じっくり観察してみて。
2:テーマを持つ事
最初にInstagramでお仕事を始めた時『ビーチ、ハワイ、 鮮やか』という3つのキーワード・テーマがありました。
当時、私のフィードを開くと、全体的に写真は青く( ビーチの写真ばかり)、写真の彩度も高く(色鮮やかな写真)、 真っ黒な日焼け肌。
このように好きなテイストを3つくらいのキーワードに絞り載せて 行くと、自然と全体的な世界観が創られていきます。
そしてこの3つのキーワードにより、 私の最初の世界観が確立し始め、最初の仕事に繋がりました。
例えば、 サーフブランドやハワイアンジュエリーのブランドからのお仕事だ ったり、初の海外取材の渡航先もグアム… というように全体的にビーチ寄りのお仕事が。
まずは、好きなテーマやキーワードを決めて、 Instagramの世界観を作っていくと
徐々に
『○○と言ったら、私!』 というような認識も広がっていくはずだし、
その世界観を好きだなーと言ってくれる人達が、 段々集まって来てくれます。
『どうしたらフォロワーって増えるの?』なんて、 よく取材でも聞かれますが、
この“徹底した世界観作り”が
=“フォロワーさんの増加(同じ世界観が好きな人が集まる)” という事だと、私は思っています。
今は方向転換して落ち着いた写真にしていますが、 今も自分なりのテーマ・軸を持ちながら
それに沿って撮影をして、フィードの世界観を保っています。
3:それを踏まえて写真を撮ってみる
1で“好き”を探し、2でテーマ・キーワードを決めたら、
ようやく写真を撮っていきます。
1で見つけたお気に入りの写真を眺め、 自分でポイントを探します。
“こんな感じ”を自分なりに、トライ。
私はコスメの写真を撮る機会が多いので、コスメの物撮りで
“良いな”と思う写真をよく探しています。
例えばこの写真。
(画像引用:Instagram)
この写真を見ながらチェックしたポイント
・木製の椅子に置いての撮影。 真っ白な背景よりナチュラルな感じが出て良いな。
・コスメを立たせたり、 寝かせたりして高低差をつけるのもバランスが良いな。
・ 影ができるように撮影するのも立体感と液体の透明感が出て良いな 。
などなど、1枚を眺めて様々なお気に入りポイントを探しました。
木製の椅子は持っていないな…という事で、カゴバックで代用。
リップの表面がツヤっと見えるよう、 太陽の位置を気にしながら撮影。
それと、“高低差”もチェックポイントだったので
リップを立たせてみたり、 後ろに洋書を持って来て全体的に高さを出してみました。
次は、荷物のパッキング写真。
(画像引用:Instagram)
この写真を見ながらチェックしたポイント
・ウッドの床が無機質なスーツケースを少し柔らかいイメージにし てくれて良いな。
・シューズは手前に散らすとバランスが良いな。
・荷物の上に細かい小物を置くと立体的で可愛い!
と、この写真からもお気にりポイントを探してみました。
真似っこした写真はこちら。
ウッド床をいかし、シューズも手前に置いて撮影。
細かいチョコレートやバッグも上に置いて。
“こんな写真を撮りたいな” というインスピレーションを持っていると
撮影もスムーズに早く済みます。
いかに撮影を早く済ませるか、も私なりのルールなので
撮影前何度も見返してイメージをインプット。
…こんな風に準備しつつ、いつも写真を撮っています。
自分が“好き!”って思える写真から、 学べることってたくさんあるはずだし
“私って、こんなムードが好きだったんだ” って改めて気付くことも。
いつもインスピレーションを求め、掻き集めています。
Instagramって、自分の“好き!”を集約できる媒体。
そんな自分の“好き!”を集めて、自分だけの世界を創ってみて。
Sakie
Instagram @sakiiiya
Archive
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【カメラ片手に立ち話。@sakiiiya】#3 マニラ上空から伝える、“あの写真の裏側”
【カメラ片手に立ち話。@sakiiiya】#4 “こんな写真を撮りたい!”の、事前準備。