カレンの部屋【第2回】

毎月、悩める読者に名(迷)回答！

嫉妬されることは、私にとっては悩みの〝な〟の字もなし。むしろ自慢することリストに入ることですね。

自分が食べるものや着る服、使うコスメなど、全部が羨ましがられて嫉妬される。それを誇りに思わなければいけない感性は、目立つ世界に身をおきたい人には、欠かせないことだと思います。

何となく目立つのは好きだけど、嫉妬されるのはもっぱら御免というのは、目立つ覚悟ができていないんじゃないかな。

私も相談者さんといっしょで、目立つことが大好き。学生時代から嫉妬されるような人になりたいと思ってきたのですが、芸能界にいたにもかかわらず、驚くほど嫉妬されない人生でしたね。中学時代は小柄でピアノが上手で頭のいいコがモテて、モテない私は嫉妬されることとは無縁。高校時代は嫉妬深い男性に心を惹かれていたことはありましたが、同性からの嫉妬は皆無。

むしろ逆に「嫉妬されること」ではなく「嫉妬しちゃう」ことの方が悩みかな。

それは自分で素晴らしい悩みだと思っているんです。私はJJの表紙を飾るのが長年の目標だったのですが、かつてJJレギュラーモデルの5人組表紙で、私だけが外されてしまったことがあって。もう5人に嫉妬をして、JJなんてイヤ！と思ったこともあったけれど、やっぱり大好きで。自分はどうして5人に嫉妬するんだろう、嫉妬しない自分になるためにはどうしたらいいんだろうと考えまくって、そこから1～2年は友だちともあまり遊びに行かず、ダイエットと私服改造、TVに出るための下準備に打ち込みました。それがあって、念願のJJカバーを飾ることができたし、みんなにもちょっとずつ知ってもらえるようになってきました。

プライベートでも仲良しな女友だちからの嫉妬は、その現場も見たことがないし、聞いたこともないです。そもそもマイナスなことを耳にするとシュンとなってしまうから、余計なことに耳をそばだてないようにはしているかな。どこからが嫉妬かっていうのもあって、ただ単に気が合わなくて陰口を言っている場合もあるし。相談者さんは、ちょっと敏感になっているのかも。よく彼の携帯を見ちゃう人がいますよね。見なければハッピーなままなのに、わざわざ見たがっちゃう。見ても良いことはきっとないですよね。

それと同じで、わざわざ自分に嫉妬している人を気にしたり、陰口を言われてないか聞込み調査をしていませんか？ 嫉妬している側はバレたら恥ずかしいから、こっそりしているはずですから。

ただ、異性がらみの女同士の嫉妬、それはこの世でもっとも恐ろしいことの一つだから、すぐに嫉妬してくる人と距離をとりましょう。私は友だちと同じタイミングで気になる人ができたら、どちらかが冷めるまで時間をおく派。最初は声やキャラを変えて可愛いコぶっていても、時間がたてば本当の相性がわかるはず。そこで喧嘩をしてもいいことはないから、大事な女友だちを取りましょう。男女の嫉妬はどうぞご勝手にっていう感じですね。

目立つことが大好きな相談者さんがこれからの人生もずっと目立ちたいなら、「嫉妬される」なんてそんなちっぽけなことで周りを気にしていてはダメ。そこで悩む時点で、嫉妬する側と同じレベルで留まってしまいますから。目立つことが好きで上を目指せる人は、嫉妬なんて気にせずに自分が正しいと思ったことだけを気にして、ガツガツと前へ進んでいます。

そもそも目立つ世界にいて、しかも誰からも嫉妬されない人なんて、いますかね？

せっかく目立つことで華やかな世界を楽しんでいるなら、嫉妬しあうことをもっと健全に楽しんで。嫉妬されることも、嫉妬する相手がいることも、素敵だと思います。私もたまに嫉妬して親とかにぶつけちゃうんだけど、「自分の悩みは自分でしか直せない」という親の言う通り。「どうしたら嫉妬しない自分になれるんだろう」と色々工夫して、自分を成長させてみてはどうでしょうか。

＃嫉妬される自分にむしろ拍手
＃何の拍手もできない自分でいいのか？
＃誰からも見られていない
＃そんな自分でいいのかと
＃もう一度聞いてみてよ
＃嫉妬されるというのは悩みではなく
＃立派な誇りだ