普段、何気なく使っている言葉でも、ビジネスシーンでは相応しくないものがあります。
つい気が緩んだり、無意識で使ったりしてしまうと、先輩や上司に「このコちょっと…」と思われてしまうかもしれません。
そこで今回は、“オフィスで気を付けたいNGワード”をご紹介いたします。
(1)「私、担当じゃないので…」
自分が関わっていない案件について、他部署の人や他社の人などから問い合わせを受けた際、ストレートに「自分は担当ではないので……」と言ってしまうのは避けたほうがよさそう。
もし仮に自分が担当ではないとしても、相手からすれば、担当が誰かは関係がありません。
相手の希望は“知りたいことについての回答をもらいたい”ということ。
もし担当が違う場合には「いったん確認いたします」と言って担当を探したり、担当に確認して代わりに答えたりするのがよいでしょう。
(2)よく考えもせず「わかりません」
自分が知らないことを聞かれたときに、すぐ「わかりません」と言ってしまうのもNGです。
もし本当にわからないことでも、「確認してみます」「調べてみます」など、聞かれたことに対して誠実に向き合おうとする姿勢が見えるとよいでしょう。
知ったかぶりをするのもよくありませんが、少しも考えずに「わかりません」とだけ言って話を終わらせてしまうのは、避けたいもの。
わからないことを聞かれると、“調べている時間がない”と感じた場合には、正直に時間がかかりそうなことを伝えていみるといいでしょう。
もしかすると、「時間がかかっても大丈夫だから」「すぐにわからないなら、ひとまず今は大丈夫」などと言われるかもしれませんよ。
(3)「でも」「だって」などの言い訳ワード
たとえばなにか注意や叱責を受けた際に、納得がいかず「でも」「だって」と言いたくなってしまうこともあるかもしれません。
ですが、「でも」「だって」といった言葉は、幼い印象を与えてしまう可能性があります。
もし伝えたいことがある場合には、いったん相手の話を聞いてから「先ほどのお話なのですが……」と、話し始めるのがよいでしょう。
とはいえ、丁寧な口調でもやはり言い訳はよい印象を与えないことのほうが多いものです。
本当に言われていることが間違っている場合には弁解したほうがいいですが、感情的になって言い返すのはあまり得策とは言えません。
(4)「忘れてました!」
日常会話で使う言葉でも、オフィスでは“くだけた口調”と判断されてしまう場合があります。
とくに使う人が多いのが「忘れていた」「ごめんなさい」などです。
社内の人との会話でも、なるべくくだけた口調は使わずに「失念しておりました」「申し訳ありません」といった言葉を使うといいでしょう。
ただし、会社の方針として、社内では敬語の正しさよりも伝わりやすさを推奨する職場など、会社の雰囲気に合わせて適宜使い分けるといいでしょう。
あなたの言葉遣いは大丈夫でしたか? 普段は気を付けていても、“とっさのときに出てしまう”という人もいるでしょう。
そういうときは、オフィスにいるときだけ気を付けるのではなく、日頃の言葉遣いについても、一度振り返ってみるといいかもしれません。
文/大内千明 画像/PIXTA(ピクスタ)(tomos 、Fast&Slow、kikuo、hanack 、kou、YAMATO、xiangtao)