仕事では、言いにくいことを相手に伝えないといけない場面も多くありますよね。
なにかをお願いしたり、逆に、頼まれたことをお断りしたり‥‥‥。
そんなとき、あなたは上手く相手に伝えることができていますか?
そこで今回は、知っておかないと損するクッション言葉をご紹介します。
■クッッション言葉とは?
人間関係を壊さずに、用件を的確に伝える言葉の円滑油となるのが“クッション言葉”です。
クッション言葉は“マジックフレーズ”ともいわれます。
使うと魔法のように柔らかくなる言葉という意味です。
では、どういったものがクッション言葉といわれているのでしょうか。
■お願いをするときのクッション言葉8つ
社内外問わず、相手に再度確認事項があって連絡したり、過度な催促と思われないよう進捗を確認したりするときなどに使えるのがクッション言葉です。
1.「恐れ入りますが~」
2.「恐縮でございますが~」
3.「失礼ですが~」
4.「お手数おかけいたしますが~」
5.「ご迷惑おかけいたしますが~」
6.「無理を承知でお願いするのですが~」
7.「勝手なお願いではありますが~」
8.「もし差し支えなければ~」
あなたが普段何気なく使っているワードがあったのではないでしょうか。
このように、唐突に本題を切り出すのではなく、クッション言葉ではじめ「~していただけませんか?」と疑問形でお願いすると、相手に快く引き受けてもらいやすくなります。
相手になにかを頼むときに、意識的に使うとよいでしょう。
■お断りをするときのクッション言葉5つ
お願いする一方で、ときには業務都合などでお断りしなければならない場面もありますよね。
そんなときは「すみません、ちょっとできなくて……」などと、結論をそのまま返答とするのではなく、以下のようなクッション言葉を使ってみましょう。
1.「せっかくではございますが~」
2.「あいにくですが~」
3.「誠に申し訳ございませんが~」
4.「申し上げにくいのですが~」
5.「ご期待にそえず、大変心苦しいのですが~」
クッション言葉にプラスして、“感謝の気持ち”を前もって伝えおくと、はっきりお断りしても角が立ちません。
■好印象を与えるエレガントな言葉6つ
クッション言葉のほかにも、相手に好印象を与えるエレガントな言葉6つをご紹介します。
日頃身近な言葉にも、普段使いの言葉とエレガントな言葉があります。
1.「行きます」⇒「伺います・参ります」
2.「すぐに」⇒「ただいま」
3.「ちょっと」⇒「少々」
4.「あります」⇒「ございます」
5.「わかりました」⇒「かしこまりました」
6.「わかりません」⇒「わかりかねます」
エレガントな言葉(右)は、普段使いよりも丁寧な印象を与えることができます。
いかがでしたか? 日頃からクッション言葉やエレガントな言葉を上手く活用していけば、仕事相手に丁寧で優しい印象を与えることができます。
この機会にぜひマスターして、より円滑な関係につなげてみてくださいね。
文/桜美月 画像/PIXTA(ピクスタ)(よっしー、ふじよ、YAMATO、muu、kikuo、mits) 参考文献/『媚びてないのにかわいいシンデレラマナー』(主婦の友社インフォス情報社)