自分では読み方を知っているつもりでも、実は読み間違えている漢字も多くあるようです。
そこで今回は、漢字の中でも特に“読めると嬉しい漢字”をピックアップ。
いくつ読めるのか、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
(1)定温
温度、体温が安定していること意味する「定温」。「定温動物」などのように用いられます。
「じょうおん」と読み間違えられることも多いこの漢字。
「定温」の正しい読み方は……
「ていおん」です。
ちなみに、温度が一定であることや、1年の平均温度を表す「常温」は「じょうおん」と読みます。
(2)大寒
二十四節気のひとつで、1月20日頃のことを「大寒」と言います。
「たいかん」と誤って読んでしまう人も多いようです。
そんな「大寒」の正しい読み方は……
「だいかん」です。
同じく二十四節気の「大雪」(12月7日頃)は「たいせつ」、「大暑」(7月23日頃)は「たいしょ」と濁らずに読むので、あわせて覚えておくとよいでしょう。
(3)足蹴
「足蹴」とは、文字通り「足で蹴ること」を意味します。
また、他にも「ひどい仕打ちをする」といった意味もある言葉です。
「足蹴」の正しい読み方は……
「あしげ」です。
思わず「あしげり」と読んでしまいそうですが、「あしげり」の場合は「足蹴り」と書きます。
間違えやすいので注意しましょう。
(4)肥沃
土地が肥えていて、農作物がよくとれることを「肥沃」と言います。
「肥沃な三日月地帯」「肥沃な土地」というように使います。
そんな「肥沃」の正しい読み方は……
「ひよく」です。
ちなみに「沃える」と書いて「こえる」と読みますので、あわせて覚えておくといいでしょう。
普段目にする機会のない漢字もありましたが、あなたはいくつ正しく読めましたか? すべて正解できた方は友人に自慢できるかも!?
文/大内千明 画像/PIXTA(ピクスタ)(amadank、KIMAGES、よっしー、wckiw) 参考文献/大人の漢字力研究会『読めそうで読めない漢字 書けそうで書けない漢字』(光文社)