レポートをまとめたり、手紙を書いたりするときなど、日常生活で漢字を書くときに“この漢字、どう書くんだっけ?”とスマホで検索している方も多いのではないでしょうか。
日常で使う漢字はできれば検索せずに覚えていたいものですよね。
そこで今回は、日常で使う漢字の中でも、書けそうで書けない漢字を5つご紹介。
クイズ形式で出しますので、じっくり考えてみてくださいね!
(1)「あいまい」な態度
はっきりしないという意味の「あいまい」は「あいまいな態度」「あいまいな関係」など、話の中で使うことも多い単語です。よく使っている言葉ですが、いざ書くとなると思い出せない……なんていう方も多いかと思います。
ヒントは、あいまいの「あい」は「愛」が含まれた漢字です。
「あいまい」の正しい漢字は……
「曖昧」です。
漢字自体は難しくないので、今後は検索せずに書けると◎。
(2)方針が「ひるがえる」
裏返しになること、言動や態度が急に変わることを意味する「ひるがえる」。
この言葉もさまざまなシーンで使いますね。
そんな「ひるがえる」の漢字は……
「翻る」です。
一般的には「翻る」ですが、「飜る」という旧字体で書く場合もあります。
ちなみに、「ひるがえ(る)」は「翻」の訓読みなので、あわせて覚えておけるとよいですね。
(3)「けっぺき」な人
汚いものや不正なものを極度に嫌がる性質を意味する「けっぺき」。
周りの家族や友人、もしかすると自分が「けっぺき症」だという方もいるのではないでしょうか。
そんな「けっぺき」、馴染みはありますが意外と難しい漢字ですよね。
「けっぺき」の漢字は……
「潔癖」です。
どの漢字かはわかるけれど書けないだけ……という方は、この機会に書けるようにしましょうね!
(4)「あながち」間違いではない
断言できない、一方的には決めつけることはできないさまを意味する「あながち」。
そんな「あながち」、漢字で書いたことがない方も多いかもしれませんね。
意外にもこの漢字は、負けないことや丈夫という意味をもつ、あの漢字を使うんです。
そんな「あながち」の漢字は……
「強ち」です。
一般的にはひらがなで書かれることも多い「強ち」ですが、漢字でも書けるとすてきですね。
(5)「かんがい」深い
何かのきっかけで過去の経験などを思い出し、昔をなつかしがったり、思いにひたったりすることを意味する「かんがい」。
映画などを観て「かんがい深い」というように感想を述べることもありますよね。
この「かんがい」は「かい」という字はわかっても、「がい」が思いつかない方が多いかもしれません。
「がい」の漢字は意外と簡単で、「既」が含まれる、あの漢字です。
「かんがい」の漢字は……
「感慨」です。
漢字の書き方もしっかり覚えて、「感慨深い」と言いたいものですね!
ご紹介した5つの漢字は、正しく書けましたか?
わからなかった方は、漢字力を身につけるチャンス!
この機会にしっかり覚えて、スマホで検索しなくても書けるようにしましょうね。
文/桜井美穂子 画像/PIXTA(ピクスタ)(kou、Ushico、xiangtao、maroke、metamorworks、ふじよ)