友達の前で言った言葉の読み方が違っていて、場が静まり返った……。
書類に書いてある漢字の読み方を間違えて、上司に呆れられた……。
あなたも、こんな経験はありませんか?
そこで今回は読めなきゃ恥ずかしい5つのワードをご紹介。
漢字がきっかけで恥ずかしい思いをしないよう、チェックしてみましょう!
(1)風合
「風合」とは、生地や繊維などの触り心地や見た目から受ける印象のこと。
「絹のような風合」などの使い方をする漢字です。
洋服を買うとき、この「風合」を気にしている方も多いかと思います。
そんな「風合」、なんと読むかわかりますか?
正解は……
「ふうあい」です。
買い物中、店員さんに「かぜあいがいい服ですね~」なんて言ってしまうと恥ずかしいことに……。
(2)短冊
俳句や短歌を書くための細長い紙や、字を書いて物に結び付ける紙を「短冊」と呼びます。
毎年、七夕の際には、短冊に願いことを書いて笹に結んでいる方も多いのではないでしょうか。
そんな「短冊」、もちろん読み方はわかりますよね?
「たんさつ」ではありませんよ。
正解は……
「たんざく」です。
「冊」という漢字には、「サツ」のほかに「サク」という音読みもあるんです。
(3)疾病
医学的治療を要する病気を指す「疾病」。
「三大疾病」など、生命保険に加入するときやテレビCMなどでも耳にすることが多い言葉です。
そんな「疾病」の正しい読みは……
「しっぺい」です。
「疾病」は「病」を「ぺい」と読む珍しい例なんです。
(4)好悪
好むことと憎むことや、好き嫌いを意味する「好悪」。
「好悪が激しい」などのような使い方をします。
つい、「こうあく」と読んでしまいそうな漢字ですが、それは間違い。
では、そんな「好悪」、なんと読むかわかりますか?
正解は……
「こうお」です。
「こうあくが激しいよね」なんて言ってしまうと、周りから「あく……?」と引かれてしまうので、正しい読みをしっかり頭に入れておきましょう。
(5)給湯室
お湯を沸かしてお茶などを入れる小部屋を意味する「給湯室」。
オフィスで働いている人には馴染みのある言葉であり、当たり前に使っている方が多いのではないでしょうか。
そんな「給湯室」、会社で話すときに間違った読み方をしていたら恥ずかしいですよね。
正解は……
「きゅうとうしつ」です。
「きゅうゆ」と読むのは「給油」のほうなので、「きゅうゆしつ」だと思っていた方は要注意!
今回ご紹介した5つの漢字、すべて正解できましたか?
周りからガッカリされないためにも、正しい読み方を覚えておきましょうね。
文/桜井美穂子 画像/Shutterstock(KPG_Payless、Have a nice day Photo、miya277、metamorworks) 参考文献/大人の漢字力研究会『読めそうで読めない漢字 書けそうで書けない漢字』(光文社)