普段はカタカナ、またはひらがなで記されていることが多く、あまり目にすることはない“動物の漢字”。
そのなかから、4つピックアップしてみました。意外な読み方をするもの揃いです!
(1)「驢馬」
「驢」と「馬」両方にも「馬」が使われているこちらの動物。
文字通りウマ科の一種で、馬よりも耳が長いことから、別名「うさぎうま」とも呼ばれているそう。
そんな「驢馬」ですが……
読み方は「ロバ」です。
漢字からはイメージしづらいですよね。あなたはわかりましたか?
(2)「海豹」
“海の豹”と聞くと、泳ぎがはやく強そうなイメージをもちますね。
「海豹」と書くこちらの動物は、確かに「豹」という漢字を使っていますが……“豹と同じくカラダに斑点があるから”だそう。
見た目はとてもキュートで、はやく泳ぐよりも潜水のほうが得意な動物。
水族館でも大人気です! 思い当たりましたか?
正解は……
「海豹」と書いて「アザラシ」と読みます。
難しい漢字ですが、雑学ネタとして覚えておいてもいいかも!?
(3)「海象」
太いあごひげと、2本の大きくて長い牙が特徴的な「海象」。
カラダも大きく、インパクトのある見た目が魅力です。
「海豹(アザラシ)」と同じく「海」という漢字を使っていることから分かるように、こちらも海で暮らす動物。
正しくは……
「セイウチ」と読みます。
(4)「蝙蝠」
「蝙」と「蝠」、2文字ともに“虫へん”が使われているため、虫の名前だと勘違いしがちな「蝙蝠」。
実際には哺乳類で、日本を含めた世界中の地域に生息しています。
ヒントは“夜行性の動物”。
そんな「蝙蝠」の正しい読み方は……
「コウモリ」です。
2文字とも、形が少し似ていて混同しやすいため、要注意です!
あなたはいくつ読めましたか?
なかには、読みづらいものもありましたが、気になった漢字は覚えてみてくださいね。
文/大内千明 画像/PIXTA(ピクスタ)(Pangaea、wildimage、Ondrej Prosicky、KATE.M、フロッグワークス、四季写彩)