料理のアクセントとして欠かせない調味料。
スーパーの調味料売場ではカタカナ表記が多く、漢字表記を目にする機会はあまり多くはないでしょう。
今回は、調味料の漢字を4つご紹介。いくつ読めるか、チャレンジしてみてくださいね。
(1)「味醂」
「味醂」は、和食には欠かせない調味料のひとつ。
ちまたでは「味醂」と類似した「味醂風調味料」や「味醂タイプ調味料」といったものが流通していますが、含まれている材料や製法が異なります。
また、料理への効果も異なるため、こうした類似調味料と区別する意味で「本味醂」と呼ばれることも。
そんな「味醂」の正しい読み方は……
「みりん」です。
(2)「鬱金」
インド原産の調味料「鬱金」。
根茎を乾燥させ、パウダー状にしたものを「ターメリック」と言い、お米に混ぜてターメリックライスにしたり、カレー粉に用いられたりします。
そんな「鬱金」の正しい読み方は……
「うこん」です。
ウコンは調味料としてだけでなく、飲料の原料になるなど、幅広く用いられています。
また、「鬱金」だけではなく、「宇金」などのように表記される場合もあります。
(3)「丁子」
スーパーの調味料コーナーで、「クローブ」という香辛料を見たことがある人はいるのではないでしょうか。
「丁子」とはいわゆる「クローブ」のことで、日本では「丁子」とも呼ばれています。
「丁子」は強い香りが特徴で、ドリンクや甘い菓子への風味付けや、カレーのスパイスとして使うなど、料理のアクセントに欠かせない存在です。
そんな「丁子」の正しい読み方は……
「ちょうじ」です。
(4)「肉荳蒄」
ハンバーグをはじめとする肉料理や魚料理の臭い消し、あるいは風味付けなどに使われる香辛料・ナツメグの和名である「肉荳蒄」。
スーパーなどに置いてある肉荳蒄は、パウダー状で瓶に詰めて販売されることが多いでしょう。
ただ、香りが飛びやすいという理由から、種子のまま売られている場合も。
そんな「肉荳蒄」の正しい読み方は……
「にくずく」です。
これらの漢字、あなたはいくつ読めたでしょうか? カタカナ表記に見慣れていて、漢字でどう書くのか知らない……という人は意外と多いものです。
豆知識として頭の片隅に入れておくと、会話のネタとして使えたり、料理をしたりするときに役に立つかも!?
文/大内千明 画像/Shutterstock(metamorworks、KA_Richer5171321、LifestyleStudio、CKP1001、pilipphoto、Jiri Hera)