コラム

「能平汁」?「叉焼麺」?読めそうで読めない料理名の漢字5つ

普段何気なく食べている料理でも、漢字表記になると「何だったっけ?」と読めなくなってしまうものです。

今回は、“読めそうで読めない料理名の漢字”を5つご紹介します。

全部読めたら、かなりの漢字通かも……!?

 

(1)「能平汁」

「能平汁」は全国の各地域で食べられている郷土料理のひとつで、にんじんや大根などの野菜や油揚げなどを煮込んで調味料で味付けをし、片栗粉などでとろみをつけた汁物のことを言います。

主な作り方は上記のように共通していますが、地域によって使用する材料や、とろみ加減などが違うそうです。

そんな「能平汁」の読み方は……

 

「のっぺいじる」が正解です。

地域によって「能平鍋(のっぺいなべ)」「能平煮(のっぺいに)」など、さまざまな呼び方があります。

また、「濃餅汁」のように表記される場合もあります。

(2)サラダ「饂飩」

麺類の一種で、全国各地でさまざまな食べ方がある「饂飩」。

専門店もあるほどで、おいしい「饂飩」を食べに、各産地を訪れる人もいるほどです。

また、家でも手軽に作ることができ、インスタント品も充実しています。

日本の食卓ではなじみと言えるでしょう。

そんな「饂飩」の正しい読み方は……

 

「うどん」です。

(3)焼き「米粉」

「米粉」とは、うるち米が原料の、細い麺状の料理を言います。

「米粉」は、野菜と一緒に炒めたり、スープの具材としてゆでて使ったり、色々な料理に使われています。

そんな「米粉」の正しい読み方は……

 

「ビーフン」です。

ちなみに、日本語の「ビーフン」という発音は、台湾語などの発音に由来しているのだそう。

(4)「雲呑」スープ

「雲を呑む」と書くこちらの料理名。

「雲吞」は広東語だそうで、標準的な中国語においては「餛飩」と表記され、発音も「雲吞」のそれとは少し違うそうです。

「雲吞」は主にゆでてスープに入れたり、油で揚げてパリパリの触感を味わったりします。

そんな「雲呑」の正しい読み方は……

 

「ワンタン」です。

(5)「叉焼麺」

「麺」という文字が入っていることから、どうやら麺料理であることがわかるこちらの漢字。

日本では「叉焼」は、「焼豚」とも表記されることがあります。

もうおわかりでしょうか。「叉焼麺」の正しい読み方は……

 

「チャーシューメン」です。

ラーメンには「叉焼」がないと、なんだか物足りないという人もいるのでは? ちなみにラーメンを漢字で表記すると「拉麺」です。

料理名の漢字、あなたはいくつ読めたでしょうか? 

お店によっては漢字でメニューが書かれていることがあるので、読めたらかっこいいかもしれませんね。

 

文/大内千明 画像/PIXTA(ピクスタ)(Tom Wang、ohagisan)、Shutterstock(norikko、jreika、AnjelikaGr、Brent Hofacker)

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