日本の各地には有名な温泉が多数あり、「いつか行ってみたいな」と考えている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、“読めそうで読めない温泉地名の漢字”をご紹介します。
ぜひチェックしてみてくださいね!
(1)「鬼怒川」
「鬼が怒る」と書く「鬼怒川」。
鬼怒川は、“日本三大河川”のひとつ「利根川」の支流です。
そんな鬼怒川の名が付く「鬼怒川温泉」は、栃木県日光市にあり、全国の温泉地の中でも比較的都心からアクセスしやすいのが魅力です。
「鬼怒川」の正しい読み方は……
「きぬがわ」です。
「きどがわ」と読み間違いやすいので注意しましょう。
(2)「強羅」
つい「きょうら」と読んでしまいがちなこちらの地名。
「強羅」とは神奈川県足柄下郡箱根町にある地名で、「箱根神社」や「芦ノ湖」「大涌谷」など、温泉以外にも見どころがたくさんある観光地です。
実際に、箱根を訪れたことがあるという人もいるのではないでしょうか。
そんな箱根にある「強羅温泉」。「強羅」の正しい読み方は……
「ごうら」です。
箱根には、強羅以外にも多くの温泉街が点在していて、その中でも強羅は“箱根十七湯”のひとつとして数えられています。
(3)「指宿」
鹿児島県の南部・薩摩半島の南端に位置する「指宿市」。
指宿温泉は、指宿市にある温泉群の総称を言います。
そんな指宿温泉の中でも「摺ヶ浜温泉(すりがはまおんせん)」は、“砂むし温泉の名所”として有名です。
浴衣を着た状態で、温かい砂に首まですっぽり埋もれて癒やしの時間……。ぜひ一度は体験してみたいものですね。
そんな「指宿」の正しい読み方は……
「いぶすき」です。
(4)「雄琴」
滋賀県大津市にある「雄琴温泉」。
温泉街にある旅館やホテルからは、琵琶湖の絶景を眺めることもできます。また、「雄琴温泉」だけでなく、比叡山延暦寺をはじめとする観光スポットや、近江牛や鴨料理など食事においても魅力がたっぷり。
「雄琴」を「ゆうきん」「ゆうこく」などと読まないよう注意しましょう。「雄琴」の正しい読み方は……
「おごと」です。
京都旅行の際に温泉も……という理由で訪れる人が多いそうですよ。
(5)「三朝」
日本百景にも選ばれている「三朝温泉」は、鳥取県東伯郡三朝町にあります。
三朝温泉は、入浴や飲泉などによって傷・疾病などの治療を目指す“療養温泉”で、温泉街には研究施設もあるのだとか。
観光だけでなく、本格的な療養にも力を入れている温泉街と言えるでしょう。
そんな「三朝」の正しい読み方は……
「みささ」です。
実際に三朝温泉には、観光はもちろんのこと療養目的で来る方も少なくないそうです。
いかがでしたか? 一目見ただけではなかなか読めない漢字もあったのではないでしょうか。
正しい読み方と合わせて、温泉地のある場所も知っておくと、旅行の計画を立てる際などに、役に立つかもしれませんね。
文/大内千明 画像/PIXTA(ピクスタ)(Yoshi、wasaitax、Yama、HAKU、takapon)