普段見慣れているスポーツの名前でも、漢字表記になると「何の競技だっけ?」と思ってしまうものもあるでしょう。
そこで今回は、読めそうだけど意外と読めないスポーツの漢字を5つご紹介します。
あなたはいくつ読めるでしょうか……!?
(1)「洋弓」
弓を使ったスポーツと言えば「弓道」があり、弓道で使うのは“和弓”、洋弓はその名のとおり“洋弓”を使って行うまったく別のスポーツです。
オリンピックの正式種目にもなっていて、2012年のロンドンオリンピックでは、日本人選手が銀メダルを獲得するという快挙もありました。
そんな「洋弓」の正しい読み方は……
「アーチェリー」です。
(2)「撞球」
「撞球」は室内で行うスポーツで、“玉突き”“球撞き”と呼ばれることもある球技です。
主に2人(またはそれ以上の人数で行うこともある)のうち、一方がミスショットをしたらプレイヤーを交代するルールで、言い換えれば“ショットの正確性が求められるスポーツ”。
そんな「撞球」の正しい読み方は……
「ビリヤード」です。
2次会でビリヤードやダーツができるお店に行ったことがある人は多いのではないでしょうか。馴染みのあるスポーツのひとつではありますね。
(3)「送球」
「送球」は1チーム7人、2チームがパスをしながら、相手のゴールにボールを投げ入れるスポーツです。
各チームには1人ずつゴールキーパーがいて、“手を使ったサッカーのよう”だと言われることもあります。“手”というのが、読み方の大きなヒント。「送球」の正しい読み方は……
「ハンドボール」です。
現在ではハンドボールを漢字表記で「送球」と書きますが、日本にハンドボールが伝わった初期のころは「手球」と表記されていたそうですよ。
(4)「避球」
学校の休み時間や体育の授業などで「避球」をしたという人もいるのではないでしょうか。
「避球」とはその名の通り“球を回避する”ことがポイントのスポーツで、2チームに分かれて、コート内にいる相手チームメンバーのカラダにボールを当てるスポーツです。
そんな「避球」の正しい読み方は……
「ドッジボール」です。
(5)「拳闘」
「拳で闘う」と書くこちらの競技。
実際に「拳闘」は、グローブを着用した拳のみで闘う格闘スポーツです。
テレビでもたびたび中継されるため、拳闘の試合を観たことがある人もいるでしょう。
そんな「拳闘」の正しい読み方は……
「ボクシング」です。
最近では、ボクシングのフィットネスジムもあり、スポーツとしてだけでなく、運動不足解消やダイエット目的でボクシングを始める女性が増えているそうですよ。
いかがでしたか? スポーツ自体は知っているものでも、漢字で書かれていると「こんなスポーツあったかな?」と思うようなものも……。
読めそうで読めないからこそ、スラスラ読めてしまうと周囲から一目置かれるかもしれませんね。
文/大内千明 画像/PIXTA(ピクスタ)(GF days、Pangaea、カメラ大好き、digi009)、Shutterstock(Nares Soumsomboon、vectorfusionart)