過去に旅行をしたり、ニュース番組でたびたび見かけたりするなど、自分にとって身近な国であっても、漢字表記になると読めなくなることは少なくありません。
そこで今回は、なかなか読めない国名を5つご紹介。
いくつ読めるのか、ぜひ腕試ししてみてくださいね。
(1)「哥斯達利加」
文字数が長く、難しそうに思えるこちらの漢字。
実際の国名と同じ文字数なのは、大きなヒントになるかも?
ワールドカップへの出場経験があり、テレビで名前を耳にしたことがある人もいるでしょう。
そんな「哥斯達利加」の正しい読み方は……
「コスタリカ」です。
なお、コスタリカについては「アメリカ=米」のような略字がなく「日・コスタリカ首脳会談」のように表記されます。
(2)「秘露」
つい「ひろ」と読んでしまいがちですが、「秘露」は南アメリカの西部に位置する国です。
「秘露」は観光地としても人気で、世界遺産に登録されているインカ帝国の遺跡マチュ・ピチュや、いまだ謎が多いナスカの地上絵など歴史的なスポットが数多くあります。
そんな「秘露」の正しい読み方は……
「ペルー」です。
漢字一文字で表記する場合は「秘」と書かれます。
(3)「愛蘭」
「愛蘭」は「愛蘭土」と表記されることもあるヨーロッパの国で、イギリスの西側に位置しています。
北国のため一年を通して気温が低く、夏でも涼しいのが特徴です。
また、グルメに関していえばビールが有名で、特に愛蘭原産の「ギネスビール」が知られています。
もうお分かりでしょうか? 「愛蘭」の正しい読み方は……
「アイルランド」です。
ちなみに、アイルランドの略字は「愛」と書きますよ。
(4)「洪牙利」
「洪牙利」はヨーロッパの中央に位置する国。
首都の夜景は「ドナウの真珠」と呼ばれ、人生で一度は見たい絶景です。
そうした美しい首都の街並みが世界遺産に登録されている「洪牙利」。正しい読み方は……
「ハンガリー」です。
漢字一文字で表記する場合は「洪」になります。
(5)「哀提伯」
東アフリカに位置する「哀提伯」。
コーヒーの産地としても知られていて、フルーティな香りが特徴的。
そんな「哀提伯」の正しい読み方は……
「エチオピア」です。
「哀提伯」のほかに「越智阿皮亜」「埃提阿百」など、複数の漢字表記があります。
あなたはいくつ読めたでしょうか?
オリンピックや旅行前に、漢字で読める国名を増やしておくと一目置かれちゃうかも……!?
文/大内千明 画像/Shutterstock(PR Image Factory、Rawpixel.com、saiko3p、Delpixel、 cge2010、hecke61)