仕事中に何気なく使っている「分かりますか」や「私的に」といった表現。
その表現、本当にそのままで大丈夫ですか?
今回は、ビジネスパーソンとして好印象に近づく、大人の言い換え表現を3つご紹介します。
正しく言い換えることができるのか、一緒にチェックしましょう。
(1)「私的に」の大人の言い換え
職場で個人的な意見を述べる際に、「私的に〜」と言っていませんか? 最近よく使われる言葉ではありますが、ビジネスの場ではそぐわない言葉の一つです。
ここでは「私見ですが」といった表現がベター。「私見」とは個人の意見や見解という意味。「私見ですが」で、「私の考えでは」という意味になります。
ビジネスパーソンならここぞという場面で「私見ですが、この案が良いと思います」とスマートに言えるとかっこいいですよね。
(2)「分かりますか?」の大人の言い換え
ビジネスにおいて、目上の人に何かを教える機会がありますよね。
そんな時に、「分かりますか」という表現を使ってしまうと、相手は見下されたように感じてしまうことも……。
たとえ、丁寧な言い回しの「お分かりでしょうか?」に変えたとしても、余計に嫌みっぽく捉えられてしまう危険性があります。
ここでは、言い換えとして「ご不明な点はございませんでしょうか」や「ご不明な点がございましたら、ご連絡ください」がベターです。
同じように、相手の理解を確認する表現ですが、言い換えることで、グッと印象が良くなりますよ。
(3)「仕事をください」の大人の言い換え
もっと働きたいと意欲に溢れている時は、つい「仕事をください」と言ってしまいがち……。この言葉、そのままでは少しガツガツした印象になってしまいますよね。
ここでは自分のところに注文をくださいという意味を表す「ご用命ください」がおすすめ。
他にも「お手伝いさせてください」「お申しつけください」といった言い換えも使えますよ。
何気なく使っている言葉遣いを、大人の言い換えをするだけで、知的な印象に変化します。
好印象に近づくためにも普段の言葉遣いを改めてみましょう。
文/前濱瞳 画像/PIXTA(ピクスタ)(xiangtao、YAMATO 、xiangtao、xiangtao ) 参考文献/『大人の語彙力ノート どっちが正しい?編 どんな場でも知的に見られる』(SBクリエイティブ)
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