忘れていたはずの彼のことを、ふとした瞬間に思い出す。
そして少し切なくなって、なんだか優しい気持ちになることは、誰にでもあるのではないでしょうか。
今回は筆者のInstagramアカウントにて、元カレを思い出してしまう瞬間についてアンケートを実施しました。
(1)思い出の場所に来たとき
・「元カレとよくデートしていた場所に行ったとき」
・「同じ花火大会に今の彼と行ったとき、『あのときこうしていたら、元カレはいまでも隣にいてくれていたのかも……』と思い出します」
・「すごくありきたりですが、2人で語り合った場所を見ると思い出します」
・「一番思い出すのは、毎朝待ち合わせていた場所です。実は別れを切り出された所でもあります。いまだにあそこだけは近づけません」
変わらない風景のなかで、2人でよく来た思い出の場所。
その場所に来ると、当時付き合っていた彼を思い出すという方が多数でした。
記憶と場所は、ダイレクトに思い出として繋がっているのだと思います。
(2)一緒に聴いた音楽を耳にしたとき
・「その人と一緒にいたときに聞いていた曲が、たまたま街の中で流れてきたとき」
・「懐かしい曲が流れる音楽番組を観ていて、元カレがよく歌っていた曲が流れると、懐かしい気持ちになります」
・「一緒に観ていたドラマの歌がたまたま流れたとき。人生をやり直せたとしても、彼とまた付き合いたいくらい大切な大切な思い出です」
・「店内でたまたまよく聴いた曲が流れて来たとき。同じ季節、同じ場所にちょうどリンクして『懐かしいな』と深呼吸したくなります」
音楽は記憶と結びつきやすいので、好きな人の隣にいた当時の記憶も呼び起こすのだと思います。
時間は流れても、思い出と音楽は色褪せないのでしょう。
(3)彼がつけていた香水や柔軟剤の香りがしたとき
・「街を歩いていてふと元カレと同じ香水の匂いがしたとき。彼にギュッとされることが一番好きだった」
・「電車とかで元カレの香水の匂いをふと嗅いだとき。同じ香水をつけているだけなんだけど、もしかして彼が近くにいるのかなって思う」
・「街中でフワッと同じ香りを感じたときに、思い出が頭の中を駆け巡ってどうしようもなくなります」
・「ふとすれ違った人が元カレと同じ柔軟剤を使っていると、思わず振り向いてしまいます」
一番多かった回答は、香りでした。
ずっと奥にしまったはずの記憶も、匂いという人間的な本能には逆らえないのかもしれません。
閉じ込めて蓋をしたはずの思い出が、ふとした瞬間に解き放たれ、懐かしく思い出される。
あのときには戻れないはずなのに、その瞬間だけ過去に戻ってしまうような、そんな思い出は誰にでもあると思います。
切ない思いもあるけれど、「あの人は元気かな」と、ときどき思い出に浸ってもいいのではないでしょうか?
たとえ今は違う人が横にいたとしても、大切な思い出は心の中にしまわれた、いつまでも色褪せることない宝物だと思います。
本日の言葉
泣いて泣いて苦しかった記憶も、今では笑って思い出せるくらい強くなれた。
あのときは「あんなやつ」と思ったけれど、今でも本当はまだ好きだったりする。
流れていく時間のなか、「ありがとう」と、もう一度記憶の奥にしまって。
文/カフカ
恋に悩む女子の背中を優しく押す言葉の数々が共感を呼び、Twitter、Instagramともにフォロワー約15万人。恋愛エッセイ『何度も諦めようと思ったけど、やっぱり好きなんだ』(KADOKAWA)、『ただそれだけで、恋しくて。』(ワニブックス)ほか。
画像/PIXTA(ピクスタ)(paech、土風、Chinnapong、peach)
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