次世代ラッパーとして、日本のみならず、世界的に注目を集めるのがHIYADAM。今回はその華やかな交友関係や日常をクローズアップ!誰もができる“自分の見つけ方のヒント”も教えてくれました!
セーター¥59,000 Tシャツ¥12,000 キルトスカート¥98,000 ベルト¥25,000 ブーツ¥83,000 アニマルストール¥43,000(すべてチャールズ ジェフリー ラバーボーイ/ザ フォーアイド)」撮影&コーディネート/藤田佳祐〈THE FOUR-EYED〉
――ウィル・スミスの息子でファッションアイコンの、ジェイデン・スミスのPVにも出たんですよね! どういう経緯だったの?
H :ジースター ロウというデニムブランドの撮影で彼が来日してて、一緒に写る日本人モデルとして出演してほしいと言われたのがきっかけです。ラップやってるんだね、みたいな感じで話してるうちに仲良くなって、そのまま「PV撮ろうぜ」って(笑)
――すごい! じゃあ、韓国人の人気ラッパー、キッド・ミリとのコラボは?
H :キッド・ミリから突然、「一緒に曲作ろう」って連絡が来て。彼のアルバム制作に参加したんです。で、そのお返しに僕の方にも入ってよっていう感じです。
――いろんな人と様々な形で関わって、表現者として常に人に見られる立場にある仕事ですが…「こんな風に見られたい」と意識することはありますか?
H:う〜ん、どうだろう。あ、でも「HIYADAMってこういうところ、いいよね」と言われるとするじゃないですか。そうすると、それを受けて〝自分ってこういうイメージなんだ〞って理解して、意識して固めていくところはあるかもしれません。
――ちなみにどういうイメージで見られることが多いの?
H :ジェンダーレスなファッションが好きだからか、ゲイだと思われてることは多いですね。「私はどちらのHIYADAM君も好きなんで。ゲイだとしても応援し続けます」と女性のファンからメッセージをもらうこともあって。いや、僕、ストレートなんだけどなーって思ったりしますが(笑)。
――じゃあ、ここではっきりさせておきましょう(笑)。HIYADAM君の好きな女性のタイプを教えて!
H:え、僕ですか? ちょっと待って。えーと、えーと…(照)。
――今日、初めて照れてますね(笑)。
H :うーん、難しいです(笑)。でも何かに打ち込んでる人としか合わないでしょうね、多分。かわいいだけ、みたいな女性には興味がないんで、本当に。真剣に何かをつくっている人がいいですね。
HIYADAM君の華やかなインスタをCheck!
――最後に。自分の夢や、やりたいことが見つからない場合、何をすればいいと思う?
H :ガチめに言います!「視野を広げるために映画やアニメを観る」ですね! 普通に。海外に行け!みたいな壮大なことって難しいじゃないですか。すぐにできないし。でも、映画やアニメを観ることは手っ取り早くできる。僕は毎日1作品、意識して観ていた時期がありました。それで世界、広がりましたよ。クリエイションのヒントもたくさんあった。こうやって簡単に実践できる身近なこと、それでいいんです。そうやって何かを吸収しようとする姿勢が大事ですから。それが好奇心と行動力を鍛えるための…自分を、そして世界を動かすための一歩だと思います。
撮影こぼれ話
ラッパーでファッショニスタ…と、クールなイメージでしたが、会ってみると本当に礼儀正しくてフレンドリー! ページ作りに積極的に参加し、こちらの意図をくみとってくれる姿にも感動。彼の発する言葉にも柔軟さと頭の良さが光り、とにかく笑いの絶えない現場でした。好きなアニメは『メジャー』だそう♡
スタイリング/HIYADAM ヘア・メーク/Koga Yurie 取材/渡部かおり〈FW〉編集/千田真弓
※この掲載の情報はJJ12月号を再構成したものです。