日本から難民女性のエンパワーメントを考えるプロジェクト「WOMEN+BEYOND 私たちから、世界を変えよう。」シーズン2は「バングラデシュ ロヒンギャ難民の女性・女子の自立支援」

特定非営利活動法人 国連UNHCR協会
PR TIMES

<11/26(土)日本経済新聞社・日経BP主催「WOMAN EXPO 2022 Winter」でセミナー開催>

特定非営利活動法人 国連UNHCR協会(東京都港区)は、10月11日の国際ガールズデーを皮切りに、女性エンパワーメントの流れのなかに難民女性・女子の視点を組み込み、「日本の私たちに何ができるのか」を共に考える女性支援プロジェクト「WOMEN+BEYOND 私たちから、世界を変えよう。」のシーズン2をスタートします。

「WOMEN+BEYOND 私たちから、世界を変えよう。」シーズン2 公式ウェブページ
https://www.japanforunhcr.org/appeal/women-beyond

シーズン2は同じアジアの人道危機であり、ミャンマーからの大規模避難から5年目を迎えた「バングラデシュ ロヒンギャ難民の女性・女子の自立支援」をテーマに、情報共有のためのセミナー、メールマガジンの配信、そして参加者の皆様と共に作り上げるファンドレイジングイベントを実施していきます。

シーズン2開始にあたり、皆様にロヒンギャ難民女性の現状をお伝えする機会として、11/26(土)日本経済新聞社・日経BP主催の「WOMAN EXPO 2022 Winter」で弊協会主催のセミナーを開催いたします。詳細は下記のセミナー開催情報をご覧ください。

プロジェクト・シーズン2の目指すゴール 「同じアジアのロヒンギャ女性・女子の自立を促す支援を、日本から

本年2月から続くウクライナ人道危機はメディアに大きく取り上げられ、日本をはじめ世界からの人道支援が急速に拡大しました。その一方で世界では、ウクライナと同様に武力衝突や迫害によって避難を余儀なくされている人々の数が1億人に上りますが、多くの難民危機はメディアで取り上げられる機会が極めて少ないために日本社会での関心が高まらず、必要な人道支援が滞る状況が発生しています。

その一つの例が、日本と地理的に近いアジアの人道危機であるバングラデシュのロヒンギャの人々です。ミャンマーのラカイン州北部で起きた暴力行為により2017年8月以降、累計86万人以上のロヒンギャの人々がミャンマーからバングラデシュに避難し、未曽有の人道危機となりました。その半数以上は女性と18歳未満の子どもです。多くの人が避難の過程で性暴力を含むひどい暴力を受けたり、家族を失うなど、心身に傷を抱えています。母国に帰って安全に暮らせる見通しがたたない中、新型コロナウイルスや毎年襲うモンスーンの影響を受けながらも、世界で最も人口密度の高い難民キャンプで、希望を失わずに懸命に避難生活を送っています。

大規模な避難から5年目を迎えた今、変わりゆく世界情勢の中でロヒンギャの人々への関心が薄れていくことに警鐘を鳴らすとともに、難民キャンプで芽生えつつある自立・自助への取り組みをご紹介したい。そして同じアジアに暮らす仲間として、日本からできる支援の方法をご一緒に考えていきたい―。
そのような思いから、本プロジェクト・シーズン2のテーマを「バングラデシュ ロヒンギャ難民女性・女子の自立支援」に決定しました。
バングラデシュ・コックスバザールのキャンプ内の縫製工場で作業するロヒンギャの女性。 大規模な避難から5年、キャンプでは自立に向けた取り組みが少しずつ始まっています (C) UNHCR Caroline Gluck

セミナー開催情報「バングラデシュ ロヒンギャ難民女性・女子の自立に向けた取り組み~日本の私たちにできること」

「WOMAN EXPO 2022 Winter」
会 期:2022年11月26日(土) 10:00~18:00 (予定)
会 場:東京ミッドタウン
主催:日本経済新聞社、日経BP

国連UNHCR協会主催セミナー
「バングラデシュ ロヒンギャ難民女性・女子の自立に向けた取り組み~日本の私たちにできること」

■概要
昨年、1000名を超える方々に事前申込をいただいた本セミナーを、第二弾では同じアジアの人道危機であり大規模避難から5年目を迎える「バングラデシュ ロヒンギャ難民女性・女子の自立支援」をテーマに開催します。日本のジェンダー問題にも取り組まれている登壇者各位が、実際にバングラデシュのロヒンギャ難民キャンプを訪れて出会った人、感じたこと、難民女性の自立に向けた活動を紹介するとともに、日本の私たちができる難民女性支援についてお話いただきます。
・ジェンダー問題 難民支援の現場から見えてきたこと
・同じアジアの人道危機 バングラデシュ ロヒンギャ難民女性・女子の自立に向けた取り組み
・UNHCRの活動内容、日本の私たちにできる難民女性支援

■登壇者
ファシリテーター:
長野 智子(ながの・ともこ ジャーナリスト、国連UNHCR協会 報道ディレクター)

登壇者:
辻 愛沙子(つじ・あさこ arca CEO / Creative Director)

※敬称略・他登壇者は後日発表

■お申込み方法(参加無料)
事前申込や詳細は「WOMAN EXPO 2022 Winter」公式ウェブサイトよりお申込みください。

・当日「WOMAN EXPO 2022 Winter」公式ウェブサイトからもご参加いただけます。
・事前にお申込みいただいた方には、開催後、 本プロジェクトに関するお知らせや著名人へのインタビュー、 イベント情報、 難民の現状を伝える「WOMEN+BEYOND」メールマガジンをお送りします。

「WOMEN+BEYOND 私たちから、世界を変えよう。」プロジェクトについて

世界で1億人もの人々が望まない形で難民・避難民として故郷を追われている今、難民女性・女子のおかれた現実は依然として非常に厳しいものです。女性たちは、劣悪な環境での避難生活に加えて、SGBV(性差に基づく暴力)のリスクにさらされ、また女性ひとりが生計を支える家庭が多いにも関わらず、教育・自立の機会を得るには多くの文化的・経済的な壁に直面します。

国連UNHCR協会は本プロジェクトを通じて、女性エンパワーメントの流れのなかに難民女性・女子の視点を組み込むこと、難民女性の現状を日本のリーダー層に訴え「日本の私たちに何ができるのか」を共に考え、行動していくこと、社会的な影響力をもつ参加者相互のネットワークを拡大することを目指しています。

昨年10月より始動した本プロジェクトのシーズン1では、昨年メディアで大きく取り上げられた「アフガニスタンの難民女性・女子の自立支援」をテーマに展開し、3700名を超える方々にご参加いただきました。シーズン2ではさらに多くの日本のリーダー層に、難民女性の自立に向けたエンパワーメントの重要性を呼びかけていきます。

■UNHCR(ユーエヌエイチシーアール:国連難民高等弁務官事務所)とは
国連の難民支援機関であるUNHCRは、難民、国内避難民、無国籍者などを国際的に保護・支援するため、多様なパートナーと連携し、世界約 135 カ国で活動しています。1954 年、1981 年にノーベル平和賞を受賞。本部はスイス・ジュネーブ。

■特定非営利活動法人 国連UNHCR協会とは
国連UNHCR協会は、日本におけるUNHCRの公式支援窓口として2000年に設立されました。UNHCR駐日事務所と連携しながら、UNHCRの活動を支えるための広報・募金活動を行っています。皆さまからのご寄付に対して、税控除の領収証を発行することができる認定NPO法人です。https://www.japanforunhcr.org/

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